店主日記の最近のブログ記事

中学生棋士から始まったキュボロ騒動に思うこと

中学生のプロ棋士藤井聡太さんのお陰で、アナログおもちゃ、特にキュボロや将棋がにわかに注目されています。デビューから29連勝して新記録を打ち立てた藤井さんですが、子どもの頃に夢中だったおもちゃということでお母さんが紹介したのがキュボロという「玉の道積み木」だったことがテレビで伝えられたからです。

キュボロは確かに素晴らしいおもちゃなんですが…

それ以来、百町森にもキュボロを買い求めてにくるお客さんが増えました。キュボロが大好きな私として、こういう地味ながら完成度の高いおもちゃに注目が来ることは嬉しいのですが、でも、今は在庫もなくなり、予約を受けている状態、次に入るのは来年になりそうです。この騒動より前から買う計画を立てていた人には申し訳なく思っています。

もともと、月に1、2個しか売れなかったキュボロが、毎月10個、20個と予約がくるって、これは加熱し過ぎです。苦しい経営が続くお店としては嬉しい事態ではありますが、反面、歯がゆさを感じざるをえないというのが正直な話です(大企業なんかだと、こういう状況を利用して上手にあおったりして売り上げ増やすのだろうけど、格好つけるわけじゃないけど、そんな商売をしたら罰が当たるような気がしてどこかブレーキがかかります)。

絵本作家いせひでこさんと映画「いのちのかたち」のこと

いせひでこさんは、1995年1月に起こった阪神淡路大震災の2ヶ月後に、絵描きとして何かを描いて伝えようとスケッチ帖をもって神戸の青ビニールの風景の上を歩きまわりながら、結局何も描けず無力感を持ったまま帰ります。その3年後、いせさんの所に復興支援のための「1000人のチェロ・コンサート」の呼びかけが届き、チェリストのひとりとして参加、そこから『1000の風、1000のチェロ』の絵本が生まれたということです。

それから10年以上の月日がたち、いせさんは『チェロの木』という絵本を描いていて、もうじき完成という時、東日本大震災がおこり、その結末が描けなくなってしまったそうです。いせさんはこの時もすぐに被災地に通い、そして宮城県亘理吉田浜で一本のクロマツの倒木に出会います。そのクロマツは根の裏をさらしたままじっと横たわっていて、ついこの間まで、防潮林や村がそこにあったことを、沈黙というかたちで伝えようとしているようで、初めて被災地でスケッチ帖を開いたということです。その後、伊勢真一という映画監督との出会いがあり、いせさんとこのクロマツのことがドキュメンタリー映画にもなることに。

ドイツ大使館公邸でレセプション

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2013年のドイツ・ニュルンベルクおもちゃ博のプレゼンテーションが行われました。CIMG9360.JPG







私はこの後庭で行われたカクテルパーティーが素敵でした。

NV乳母車

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2月にニュルンベルクのおもちゃ博でこんな素敵な人形用乳母車を見つけました。
ドイツ、NV(ノルベルト社)制の乳母車です。20000円+税



ソフトベビーやナンヒェンベビー、ジルキーなどの赤ちゃん人形を乗せるのにぴったり。





この乳母車はさらにブレーキ付き、歩行が始まったばかりの1歳くらいの子の歩く練習にも最適です。

車輪の所にあるネジを調整し、ブレーキの効き方を加減します。

ピノキオを作るワークショップ開催

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今日はおもちゃデザイナーの富永周平さんのワークショップがありました。
富永さんはイタリア生まれイタリア育ち、自らの工房をマストロジェペットと名乗って活動しています。
マストロジェペットというのはピノキオのお話しに出てくるゼペットじいさんのこと、イタリアにはこの名のメーカーはいっぱいあるとのこと、でもその中で一番由緒あるピノキオ協会公認のピノキオを作っているマストロジェペットとこの度協定を結び、そこで作られている木のピノキオ人形をこの度輸入できることになったそうです。
今回のワークショップで使った白木のピノキオもそこで作られた純イタリア製、品があります。
参加者の素晴らしい笑顔のアルバムをご覧になりたい方は、Facebookのページを開いてみて下さい。

11月になると売り物のピノキオも入って来ます。

茅ヶ崎の幼稚園で講演

CIMG9185.JPG昨日、茅ヶ崎のめぐみの子幼稚園に行きってきました。

午前は保護者向けに「子育てのポイント10」というテーマでお話ししました。

夕方は他の園の先生も見え、研修会をしました。

落ち着いた雰囲気のいい幼稚園でした。CIMG9189.JPG


LaQでカメレオン作ってくれました!

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田中純平君は小学校6年生ですが、ラキューでカメレオンを作ってお店に持ってきてくれました。

お母さんによると、ラキューにすごーくはまっている彼、でも、夏休みにどこにも連れて行ってあげなかったので、何処か行こうかと誘ったら「百町森に行きたい。」と言ったそうです。

そして、大作カメレオンを見せに持ってきてくれました。舌がながーくのびたり縮んだり、目が動いたりするのです。

この日もまたラキューのパーツをいろいろ買っていってくれました。百町森からも少しプレゼントさしあげましたよ。

人気のボードゲーム、ウボンゴ登場!

数学(図形)の好きな子は間違いなくハマる!苦手な子も勝つチャンスがあるボードゲーム!

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ドイツ・コスモス社 ウボンゴ

  • 5,500円 
  • 29.5×29.5cm 
  • 2〜4人 8歳以上
  • 所要時間 20〜30分 

遊びかた

  1. カタミノの様ないろいろな形のタイルを、配置ボードの枠にぴったり収まるように素早く置くのが第1段階で、宝石を集めるのが第2段階。
  2. 細長いゲームボードの穴の部分に、宝石を入れて、中央に置く。
    タイルを並べるにあたり、配置ボードの表面と裏面では難易度が違うので、どちらの面を使うかはあらかじめ協議しておく。

  3. 古代人の描いた様な動物の絵の付いたサイコロを振り、出た動物でどのタイルを使うかが決まる。ヨーイドンで砂時計をひっくり返し、タイルを並べ始め、ぴったりと配置することができたら、「ウボンゴ」と叫ぶ。
    他の人も砂時計が落ちるまで続ける。

  4. 配置ボードにタイルが配置できた人は、砂時計が落ちる前に、ゲームボード上の自分のコマを動かし、2つの宝石を採る。
    早く完成させた人ほど、コマを動かせる範囲が広がるので、宝石集めに有利になる。

  5. 砂時計が落ちきったら、ラウンド終了。
    9ラウンド終了した時点で、同じ色の宝石をたくさん集めた人が勝ち。
    合計の宝石が多い人や、タイルを早く並べられた人が勝つとも限らない。

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このゲーム今年2月、いっしょにドイツに行った、長崎でゲームの会などを主催している高野さんに教えてもらったのですが、ゲームの会ではすごーく盛り上がるのだそうです。

ハイコさん、とろろ汁のお味は?

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今年の保育セミナーはドイツから、ネフ社のチーフデザイナー、ハイコ・ヒリックさんをお招きし、二日間ほぼ目一杯仕事してもらいました。
ご苦労様でした。
ハイコさんには我が家に泊まって頂き、近くを散歩したり、近くの江戸時代から続いている丸子(まりこ)宿のとろろ汁の店に行って一緒に昼食をしてもらい、労をねぎらって頂きました。
IMG_5906.JPGハイコさんはなかなかのナチュラリストで、植物に大変関心がある方でした。
また建物や絵に関心がおありで、広重の本物の版画が展示されていて、喜んでいらっしゃいました。
ここの14代目の店主も出てこられて、歴史などを説明してくれました。
ところで、とろろ汁の味については「カイン・プロブレーム(問題ない)」(笑)ということでした。
写真真ん中は通訳をしてもらったキンダーリープの杉本英樹さんです。
保育セミナーのブログも見てください。

あんふぁんねっと(南アルプス市)にて

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昨日、私は車で2時間半かけて、南アルプス市の「あんふぁんねっと」という所に納品にいきました。
ここは子育て支援ルームや親子喫茶や親子で遊べるプレイルーム(写真)をやっている主婦たちのグループです。
写真の場所は、まるで百町森のプレイオンのようで感動でした。

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