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ブルーノ・ムナーリが企画・制作したTantibanbiniシリーズは、1972年から78年にかけて66点出版されました。
この黄色ずきんちゃんは、その中の12番目として1972年に出版されました。黄色ずきんちゃんは都会に住んでいます。彼女のところには友達のカナリアたちがやってきます。さて、おばあちゃんのところまでお使いに行くことになりました。街は危険な車でいっぱい、しかもオオカミの乗った車がやってきて…。さて、黄色ずきんちゃんの運命や、いかに。
技法的には、1963年から取り組んだ「ゼログラフィーア」(コピーしながら対象物を動かすことで、二度と再現できない流動感にあふれた作品を作り出す技法で、ゼロックスとグラフィーアの合成語)やコピーをふんだんに取り入れています。道路を走る車のスピード感が表現されています。
英語版
イタリア語版
ブルーノ・ムナーリが企画・制作したTantibanbiniシリーズは、1972年から78年にかけて66点出版されました。
この緑ずきんちゃんは、その中の6番目として1972年に出版されました。緑ずきんちゃんは、お母さんに頼まれておばあちゃんのところまでお使いに。友達のカエル、ベルドッチャと一緒に森を抜けていくとオオカミが・・・。さて、緑ずきんちゃんの運命や、いかに。
技法的には、彼がダネーゼ社で商品化した Edizioni per bambini シリーズの中の「METTI LE FOGLIE(Putting the leaves on)」のような植物の葉っぱのハンコを使って、上手く森の雰囲気をかもし出しています。また、「デザインとヴィジュアル・コミュニケーション」の冒頭部分、テクスチャのところで紹介された「ザラザラした紙の上を、クレヨンを平らにしてなぞってできたテクスチャー」を多用しています。彼自身が紹介しているような敷居の低い技法で、これだけの表現ができるのは驚きです。
英語版
イタリア語版
ネフ社の今年の新作「セラ(小)エーデルホルツ」が入荷しました。ニュルンベルク見本市でオーダーしたものです。
エーデルとは、高貴、貴重の意。貴重な木材で作ったということでしょうか。クルミ、ニレ、セイヨウナシ、トネリコ、カエデの5種類の木が、美しいグラデーションになっています。
(小)とありますが、寸法は通常のセラと同じなので、混ぜても遊べます。パーツ数は5個と少ないのですが、これはこれで意外と遊べます。
ちなみに本来のセラは、税込20,790円(本体19,800円)。まだお持ちでない方には、本来のセラをまずはお薦めします。
ネフ社の今年の新作「ダイアモンド(小)メタリック」が入荷しました。ニュルンベルク見本市でオーダーしたものです。
色はご覧の通りのアイス&ペールグリーンのシルバートーンです。(小)とありますが、寸法は通常のダイアモンドと同じなので、混ぜても遊べます。パーツ数は6個と少ないのですが、これはこれで意外と遊べます。
ちなみに本来のダイアモンドは、税込38,850円(本体37,000円)。まだお持ちでない方には、本来のダイアモンドをまずはお薦めします。