双六と世相(フェルケール博物館)

特種東海製紙Pamコレクション

日本の古い絵双六のコレクション展が、静岡市で開催されます。

そもそも双六とは、バックギャモンのことで、2つのサイコロを振って進む「盤双六」として飛鳥時代に大陸から日本に入ってきたそうです(正倉院にも保存されています)。

江戸時代になると、読本や浮世絵の出版の活発化とともに紙製の絵双六が発展しました。百町森でも、膝栗毛滑稽双六(愛蔵版)や、「新板いろはたとへ雙六(普及版)」などの当時の復刻版を扱っています。

さて、今回の展示は、特殊東海製紙株式会社のPam(Paper and material)という紙文化の伝承・情報発信施設のコレクションの展示です。「なぜ製紙会社が双六?」と思われるかもしれませんが、

時代に遺すべき紙の文化財の劣化を防ぎ、
長期保存に耐えうる紙の研究を。

特種東海製紙では、奈良時代から現代に至るまでの紙資料を収蔵しています。 これら紙資料を研究することで、紙の組織や劣化の過程などを解明することができます。

Pamホームページより

ということで、紙の資料として収集しているということなんですね。私も以前Pamを訪れた際、かるたや双六を見たことがあり、「いつか、かるた展とか双六展とかやってくれないかな?」と淡い期待を抱いていたので、今回、それが実現して大変うれしいです。

貴重なコレクションを見ることができるこの機会をお見逃しなく。

双六(すごろく)

日本の双六は5世紀頃に将棋盤のような板の上でサイコロを振る盤双六から始まったといいます。江戸時代の18世紀中ごろになると、読本や浮世絵の出版の活発化とともに紙製の絵双六が作られてきました。

中国では官職や仏名を憶えるための教材に佛法双六や浄土双六が使われていたといいます。江戸時代の初め頃に日本でも絵が描かれていない佛法双六が作られたといいます。この後に絵入りの浄土双六が作られたことがわかります。この後、江戸時代の後半には様々な絵双六が出版されていきます。

さまざまな絵双六

江戸時代の絵双六は“遊ぶ浮世絵”ともいわれたように、道中ものから芝居ものへと広がっていきました。そして、風俗や広告、教育、戦争など様々な双六が作られました。現在では双六に描かれた題材を注意深く見ることにより、双六が作られた当時の世相や社会を読み解くことができる資料となっています。

(主催者サイトより)

詳細は主催者ホームページでご確認ください。

名称:
双六と世相
詳細ページ
開催日:
2017/04/22(土)〜 06/11(日)
時間:
09:30-16:30
場所:
フェルケール博物館
料金:
大人400円/中高生300円/小学生200円(土曜日と「こどもの日」「海の日」は小・中学生無料)
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