2011年7月2日(土)〜8月14日(日)(月曜休館) | 9:30〜17:00 (入館は16:30まで)

2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展【東京】

今年もまた、板橋区立美術館での「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の季節がやってきました。ボローニャ国際絵本原画展は、世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールとして知られ、その歴史は40年以上。板橋区立美術館での開催も今年で31回目。すごいですね〜

展覧会では、入選作品を展示し、特別展示として、ボローニャSM出版賞第1回受賞者のフィリップ・ジョルダーノ(Philip Giordano)の絵本原画を取り上げるそうです。期間中は、講演会やワークショップなども行われるそうです。

以下、板橋区立美術館のプレスリリースです。

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は、世界最大の規模を誇る絵本原画コンクールとして知られています。2011年は世界58ヶ国2836人ものイラストレーターから応募があり、その中から日本人19人(組)を含む20ヶ国76作家が入選となりました。その全入選作品と、特別展示フィリップ・ジョルダーノによる絵本原画を展示いたします。

開催にあたって

板橋区立美術館では、ボローニャ国際絵本原画展を1981年より継続して開催しており、今回で31回目を迎えます。本年は、イタリアでの展覧会直前に東日本大震災が起こりました。震災直後から、ボローニャ・ブックフェアとボローニャ市をはじめ、世界中のイラストレーターや関係のみなさまから多くのお見舞いを頂戴いたしました。しかし、日本への出品を辞退する作家は1人もなく、例年通りボローニャ展を開催する運びとなりました。さらに、日本の子どもたちのために自分たちができることはないかというお申し出を、いくつも頂きました。あらためて、ボローニャ展を続けて開催していくことの喜びと、私たちに課せられた責任の重さを深く感じるとともに、一日も早い被災地の復興をお祈り申し上げます。

イタリア・ボローニャ国際絵本原画展とは

毎年イタリアの古都ボローニャで開催される児童書専門の見本市「ボローニャ・ブックフェア」には、児童書出版を取り巻く多くの人々が世界中から集まります。そこは、商業的な取引の場所であり、情報を交換し、新たな出会いや企画を生み出す場でもあります。このブックフェアに伴うイベントとして「ボローニャ国際絵本原画展」は1967年に始まりました。子どもの本のために描かれた作品を5枚一組にすれば誰でも応募できることから、新人イラストレーターの登竜門としても知られています。
本展の魅力は、絵本表現の「多様性」です。毎年世界中から集まる多数の応募作品を、国籍の異なる5人の国際審査団が厳正に審査します。そこでは多くの絵本を出版している有名作家の作品も、出版歴のない新人作家の作品も同一のテーブルに並べられ、審査員が新しい魅力を感じれば全く無名のイラストレーターも入選することができるのです。

今年の特別展示は

昨年、ボローニャ・ブックフェアとスペインのSM財団によって、ボローニャ展入選者の中から35歳以下のイラストレーターを対象にしたSM出版賞が創設されました。今年の特別展示では、第1回受賞者のフィリップ・ジョルダーノ(Philip Giordano)を紹介します。新作絵本〈かぐや姫〉(La princesa Noche Resplandeciente)は、日本の竹取物語をテーマにしたものです。ジョルダーノは、日本に滞在してストーリーやモチーフを取材する一方で、個人的な表現や自由な解釈を積極的に取り込んで制作しました。イタリアの若手イラストレーターによる 新しい竹取物語を、原画とスケッチでお楽しみ下さい。

関連イベント

カフェ・ボローニャ Café Bologna 毎日OPEN 10:00〜17:00 ボローニャ展の会期限定でカフェがオープンします。手作りのお菓子と軽食の他、作家のオリジナルグッズや洋書も含む関連絵本も充実しています。
また、期間中、絵本に関するイベントも多数開催します。

名称:
2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
詳細ページ
開催日:
2011年7月2日(土)〜8月14日(日)(月曜休館)
時間:
9:30〜17:00 (入館は16:30まで)
場所:
板橋区立美術館(東京都)
料金:
一般600円/高・大生400円/小・中学生150円(20名以上団体割引、65歳以上高齢者割引、身障者割引あり。毎週土曜日は、小・中・高校生は無料。)

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