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チェルノブイリ法とは

被ばくから、命・健康を最大限守るために、チェルノブイリ事故5年後の1991年に旧ソ連で制定され、ソ連崩壊後にロシア・ウクライナ・ベラルーシに引き継がれた法律。

国家の加害責任を明記し、予防原則に計り、生存権を保障した、放射能災害に関する世界で最初の人権法です。追加被ばく線量年間1mSvを基準に、移住・避難・保養・医療検診等が保障されました。

年間5mSv以上は「強制移住地域」。1?5mSvの地域は移住の権利が与えられ、移住先での雇用と住居を提供。引越し費用や損失財産の補償を行いました。移住を選択しなかった住民には非汚染食料の配給、無料検診、薬の無料化、非汚染地への「継続的保養」、年金優遇も実施。

年間0.5?1mSvの地域は「放射線管理強化ゾーン」として、保養の権利・医療検診の保障がなされ、32年経った今も幅広く市民の健康と生活を守っています。

(『市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会』チラシより)

講演会に参加しました

先日、「ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち」の著者でインターネット放送局「Our Planet-TV」代表の白石草さんの講演会に参加しました。そこではじめて「チェルノブイリ法」というものを知りました。誰に聞いても素晴らしい法案だとウクライナの方はおっしゃるこの法案は福島に活かされているのか。福島の原発事故から8年たった今、子どもたちの健康状態は事故前と比べてどうなのか、そしてその対策はどうなっているのかといったお話がありました。

あわせて映像記録「チェルノブイリ28年目の子どもたち~低線量長期被爆の現場から~」を見ました。映像の中で印象的だったのは、ウクライナのコロステン(チェルノブイリから160kmの距離)の学校(6歳から17歳までが通う)で『100%健康な子どもはいません、事故前は大変良い健康状態だったのに非常に悪化している。頭痛、疲れ易い、鼻血の症状が多い』という言葉。この子たちは事故後何年も経ってから生まれている子どもだと思うと、今後の福島のことを思わないわけにはいきません。

この日の講演会の様子は、主催のプラムフィールドのホームページに詳しく紹介されていますので、是非見てください。

http://plumfield199905.com/2019/05/2460

おすすめのブックレット2冊

ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち
ウクライナの取り組みに学ぶ

  • 白石草著
  • 岩波書店
  • A5並製・79頁
  • 620円+税

この本の取材は2014年。特に第4章「チェルノブイリの教訓がなぜ活かされないのか」を読むと素人ではどうすることもできないような、影の圧力を感じてしまいます。

  • ルポチェルノブイリ28年目の子どもたち917
  • 620円+税(8%税込670円)
  • 買物かごへ
電話注文もできます。
054-251-8700

3.11後の子どもと健康
保健室と地域で何ができるか

  • 大谷尚子、白石草、吉田由布子共著
  • 岩波書店
  • A5並製・79頁
  • 660円+税

政府が、子どもを守ろうとしないのであれば、民間レベルで守っていくしかない!その方法のヒントになると思います。

  • 3.11後の子どもと健康(岩波b969)
  • 660円+税(8%税込713円)
  • 買物かごへ
電話注文もできます。
054-251-8700

日本の「子ども被災者支援法」は?

さて、日本では2012年に「子ども被災者支援法」が成立しました。この法律は日本からの調査団がウクライナのキエフでチェルノブイリ法を管轄する非常事態省で法の現状と課題についてのレクチャーを受けたことなどの成果だったようですが、いまだに具体的な支援計画は制定には至っていないようです。チェルノブイリにできたことが、なぜ福島でできないのか?大いに興味のあるところです。興味のある方は是非以下の講演会にご参加ください。

チェルノブイリ法日本版制定の意義を考える

  • 講師:柳原敏夫(『市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会』共同代表)
  • 日時:2019/6/8 13:30?15:30
  • 場所:アイセル21
  • お申し込み・お問い合わせ:プラムフィールド

百町森も支援を続けます

百町森では、3.11以後、店頭での売上の一部を寄付する形で色々な支援に協力してきました。現在は特に福島の子どもたちの保養の為の活動に使わせていただいています。募金先は下記の2箇所です。引き続きご協力をよろしくお願い致します。 

(山崎直子)

   

今年、静岡大学教育学部付属特別支援学校の先生とご縁をいただき、私たちが普段やっている仕事(作業)を、高等部の生徒さんたちに提供させていただくことになりました。先生からいただいた資料によると、これは地域委託作業と呼んでいるようで目的は次のように書いてありました。

  • 社会とのつながりや納期、基準を明確にした取組にすることで、責任性、効率性、協力性等の態度を高める。
  • 現場実習先を見据えた課題別のグループ編成にすることで、より職場らしいかかわりや態度を学ぶ。

百町森でお願いした作業は、

  • チェーンリングや花はじきの小分け作業
  • カーリングリボン(ラッピングの際貼り付けるクルクル巻きのリボン)の作成
  • クリスマスシールへのリボン付け
  • 書籍の売上スリップ(書店に並んでいる本にはさまっている栞みたいな2つ折りの紙)の整理
  • パンフレットの手折り作業

などです。

私たちはいつも慌ただしくこなしている作業ですが、生徒さんたちにやっていただいたら、断然きれいで、正確なので感動しました。

毎週1回午前中の2時間35分が委託作業の日にあてられているようです。先月通信に同封したパンフレットの一部は、生徒さんたちが折ってくれたものです。

先生のお話では、重さを正確に測ること、リボンを同じ長さに切って、シールにまっすぐにつけること、本のスリップを出版社別に分けること(3?4社のみお渡ししました)など、どれも勉強になるとのことです。

また、花はじきの小分け作業などは、この商品の行き先が想像しやすく、やりがいがもてる作業だとも、おっしゃって下さいました。

今の社会は、完璧さ、正確さ、時間厳守などへの要求が高く、少しでも外れると責任を追求され、生きにくさを感じることがあります。そんな社会の風潮に追従するべくの教育には、少し疑問も感じます。 生徒さんたちとの今回の交流を通して、社会の仕組みがもっとおおらかで、寛容であるべきではと改めて考えさせられました。

世界的に大きな問題になっているプラスチックごみ。プラスチックは安くて便利ですが処理にもリサイクルにも莫大なお金がかかります。そして、プラスチックには様々な化学物質が添加されているため、焼却や、リサイクル、散乱に伴い有害化学物質の発生が懸念されます。マイクロプラスチックはもっと深刻です。

先日「マイクロプラスチック」について理解を深めたくて、勉強会に参加して、栗岡理子さんの最新情報をたくさんのショックを受けながら聞いてきました。

マイクロプラスチックとは5ミリ以下のプラスチックのことです。その中で、もともと5ミリ以下に作られたプラスチック(プラスチック原料の小粒レジンペレットや歯磨き粉などに使われていたマイクロビーズなど)を一次マイクロプラスチック、大きな製品だったものが、波や紫外線、生物により破片化したものや、合成繊維のくず(洗濯や食器洗い、掃除などの際に生活排水から流れ出るものなど)を二次マイクロプラスチックと呼びます。

どちらも海へ流れ出て、砂や海底に混じったり、海面に浮いて生物が食べてしまったりと深刻な問題となっています。マイクロプラスチックをプランクトンが食べ、そのプランクトンを魚が食べ、それを人間が食べるという食物連鎖の中で、確実に人間の口にも入ります。それどころかマイクロプラスチックを食べたプランクトンが死んでしまうことがあるようで食物連鎖自体が破壊されてしまいます。

もはや、プラスチックは使えない!というところまで来てしまった感じがします。でも現実的にはそれはとても無理ですよね。それでも個人でできることはたくさんあります。まずは使い捨てをやめることからだと思います。それぞれのライフスタイルの中で模索してください。私が実践していることは

  1. マイバッグ持参でレジ袋を断る。(百町森ではレジ袋を用意していません)
  2. マイボトル持参でペットボトルは買わない。

ハワイ旅行から帰ってきた方の話によると、ビニール製のレジ袋は見かけず、紙製に変わっていたそうです。そして、それは有料だったとのことです。日本も是非、見習って欲しいと思います。

さらにこれからの目標は容器持参でケーキや惣菜を購入することや、メラミン樹脂のスポンジを止めること、なるべく化学繊維の衣類を買わない。などです。

ラップの代わりになるものあるようなので試してみたいと思います。海塩にもマイクロプラスチックが混入しているとのこと、取り除くことは可能なことでしょうか?皆さんのアイデアも教えていただけたらうれしいです。

いいね Vol.39 さよならプラスチック生活

これ一冊で、今のプラスチックの問題が全てわかります。ぜひ読んでください。

前回ご紹介した、DVD「ミツバチからのメッセージ」を多くの方に見ていただきたく、再度ご紹介させていただきます。ずっと以前に友人から借りていたものですが、今回もう一度見直したら、ほんとによくできている作品でした。身近に起きている事実を克明に記録、ミツバチだけでなく人間に与える影響についても、実例もたくさん示されています。

私たちの生活の中で、今となっては、なくてはならない便利なプラスチック。スーパーの袋、ペットボトル、コンビニコーヒーのコップやストロー、ラップ等、使い捨てのプラスチック製品があふれています。

確かに使い捨ては楽チンです。しかし、今このプラスチックゴミによる海洋汚染が世界的に大きな問題となっています。海洋生物の体内から大量のプラスチックゴミが見つかっていることが社会の大きなニュースとなっていることはたびたびテレビでも報道されています。

東日本大震災から7年2ヶ月が経ちました。この間皆様からのご協力を得て、主に3ヶ所に募金してきました。

一番たくさん募金してきたのは「東京子ども図書館 3.11からの出発」です。東京子ども図書館では、地震で壊滅的な被害を受けた陸前高田市の市立図書館の代わりに、子どもたちに絵本を届けるためにできた陸前高田こども図書館「ちいさいおうち」(盛岡市のNPO法人うれし野こども図書室分館)への資金援助や小友小学校への訪問と全生徒への本の贈呈、出張講座、キャラバン in 宮城などを行ってきました。

7年経ち、2017年7月に陸前高田市立図書館が開館したことに伴い、「ちいさいおうち」は4月から新たなスタートを切りました。東京子ども図書館は「ちいさいおうち」への支援活動は2018年3月で区切りをつけ、今後は側面からの支援にまわるとのことです。3月までは「3.11からの出発」への募金で受け付けていましたが、2018年4月からは「一般寄付」へ移行するそうです。ただ、小友小学校への支援は2020年まで続けるとのことですので、寄付の使途を指定して時々は募金していきたいと思います。

今後の募金先としては、福島の子どもたちが保養の為に沖縄球美の里へ行く為の「未来の福島子ども基金」と、静岡で福島の子どもたちの保養の活動をしている「親子わくわくピクニック 福島子ども支援基金」の2つを中心にしたいと思っています。子どもたちを放射能から守る為の活動に使っていただきたいと願っています。

「種子法廃止」を知り、種について興味がわきました。少しだけ勉強してみてわかったことは、種子は独占するべきものではなく、人類全体の共有財産であるということ。先人たちは大切に大切に守ってきました。今まで、「種子法」によって守られてきた種子を守っていくのにはどうしたらいいのでしょうか?

種子法廃止の向こうに見えるのは、農家が多国籍企業(遺伝子組み換えの種子などをつくっている会社です)の種子を買わざるを得なくなり、それとともに、農薬や化学肥料がセットでついてくるというなんだか、恐ろしい農業現場です。人類の共有財産の自然の恵みを商品として独占して世界を支配しようとしている企業に、私たちの共有財産を任せてはいけません。

現在、世界の種子市場の66%を遺伝子組み換え企業(モンサント、シンジェンタダウ・ケミカル、デュポン、バイエル、BASF)によって独占されてしまいました。(日本の種子(たね)を守る会リーフレットより)この現実についても考えてみたいですね。

多くの方に種子に興味を持っていただくことを願っています。

以下おすすめの2冊です。

種子が消えればあなたも消える
共有か独占か

西川芳明著 1,800円+税

タネ屋に生まれて、農学博士の著者の、専門的な解説はわかりやすく「種子法」について深く知りたい方にはおすすめです。

あとがきで、著者は『種子法の廃止は非常に残念な出来事であるが、むしろこれをチャンスとと捉え多くの人びとが種子の価値とその人間との関係を見直し、日本だけでなく世界中の人びとが食料主権・農民の権利を実現できる法律・しくみを創り出す方向に社会が進むことを、心から願っている』と結んでいます。

タネが危ない

野口勲著 1,600円+税

かつて農家は、最初は野菜のタネ(固定種)を買い、自家採取し、何年もかけてその土地にあった野菜にしていっていました。しかし、現在はF1(一代雑種)の種に代わってしまっています。

野口種苗(固定種タネのみ扱う)の野口さんは以前より「タネを守ることは、生命を守ること」とF1種の危険性を訴えてきました。

家庭菜園でも、自分の作物の種を採り植えることを繰り返していけば、自分の土地に適した品種になるのです。固定種の種を買って試してみませんか?

百町森ではおなじみの白崎茶会の新刊が出ました。

へたおやつ

小麦粉を使わない白崎茶会のはじめてのレシピ

白崎裕子著 1,400円+税

小麦粉、卵、乳製品なしの美味しいお菓子のレシピ本の第二弾です。2016年発行の「白崎茶会のあたらしいおやつ」の進化系。失敗が少なく、初心者にもおすすめです。

まず、作り始める前に、目次の次のページの『最初の「へた」ポイント』の1?5とさらに次の材料の紹介のページをよーく読んでから始めて下さい。小麦粉、卵、乳製品を使ってのいわゆるケーキやクッキーとは少し作り方がちがう為、これを読んで、上手に作るためのコツをおさえてから作り始めることをおすすめします。

早速、「チョコレートクリンクル」を作ってみました。型抜きが必要なく手軽で、おいしくて、大満足!しかもグルテンフリーなのでおなかがもたれません。

小麦粉でなく米粉や片栗粉、卵や乳製品の代わりは豆乳、ココナッツオイル、菜種油などを使うためアレルギーの人にも安心、そして動物性の材料を使わずに作るので、地球にもやさしいレシピです。

百町森では、読書会など、おやつ付イベントでは、いつも「白崎茶会」レシピのおやつをお出ししています。今度の2/24(土)の「子どもの本を読んで哲学してみませんか?パート2」でもこの本の中から作ったおやつをお出しする予定です。

皆さん、「種子法」ってご存知ですか?

『私たち日本人の食を支えてきた米・麦・大豆。これらの「主要農作物」を安定供給するために優良な種子の生産、普及を「国が果たすべき役割」と定めていたのが種子法(主要農産物種子法)』です。(日本の種子を守る会のリーフレットより)しかし、国はこの法律の存在が「民間企業の参入を阻害している」として突如、種子法の廃止を閣議決定。2018年3月末に廃止されます。充分な審議も農業関係者への説明もなく!です。

そもそも私などは知識もなく、マスコミもほとんど取り上げないので、この種子法廃止の先にあるものは何なのか?どうするべきなのか、さっぱりわかりません。そこで、勉強会に参加してきました。講師は元農林水産大臣の山田正彦さん、日本の種子を守る会事務局アドバイザーの印鑰智哉さん、料理研究家の枝元なほみさん、自然農法を実践している三浦伸章さんの4名でした。

今まで、私たちの食の基本である「種」や、各々地域にあった300種以上の「米」の品種も公的支えや予算によって支えられ、守られてきたそうです。しかし、今後、利益を優先する民間企業に任せることになれば、これまで守られてきた多品種の種子が少品種となり、ひいては地域の文化の多様性も失われることになりそうです。多国籍企業による遺伝子組み換えの種、農薬、化学肥料、大規模農業を私たちは選ぶべきではありません。世界の多くは、大規模農業から家族農業へ、農薬を使わない農業へと転換しています。しかし日本は逆の道へ進もうとしています。家庭菜園で種を採ることもできなくなってしまうような社会はおかしいと思いませんか?子育てにも共通する命に関わる大切な問題です。

とにかく多くの方に台所の声として(これは勉強会の講師の1人枝元なほみさんのおことば)伝えたいと思いました。「日本の種(たね)を守る会」では会員を募集しています。

また、とてもわかりやすいリーフレットを発行しています。興味のある方は是非アクセスしてみて下さい。そして、この問題を多くの方に伝えて下さい。

(山崎直子)

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