ライアーのCD
映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で木村弓さんが伴奏で弾いていたのがライアー。竪琴を表すドイツ語です。竪琴は、紀元前からある最も古い楽器のひとつで、ギリシャ神話にも登場しますが、現代のライアーは、オイリュトミーのための楽器を模索していた音楽家のE・プラハトと、ゲーテアヌムで働いていた彫刻家のL・ゲルトナーによって、1926年に原型が作り出されました。
ライアーのCDは、それほど多くはなかったのですが、録音技術の進歩やノウハウの向上によって、徐々に充実してきました。国内で流通しているCDをご紹介します。
三野友子
ドイツでライアーに出会い、現在は日本でライアーを弾いている三野友子(みのともこ)さんの演奏です。
プロフィール
福岡県出身。8年半にわたるドイツ滞在中に、長男の通っていた現地のシュタイナー幼稚園でライアーに出会い、その奏法を学ぶ。アネマリー・ローリング女史に師事する。
2004年に帰国後演奏活動を開始。クラシックからケルト音楽、中世の祈りの音楽、オリジナル曲まで幅広いレパートリーを持ち、各種イベント、パーティー、サロンコンサート、病院、老人ホーム、幼稚園などでの演奏や、朗読や語りとのコラボレーションなど、さまざまな場所でやすらぎと癒しの空間を提供する演奏活動をおこなう。
リラ・コスモス Lyra Kosmos
リラ・コスモスは、2009年に結成されたソプラノライアー2台とアルトライアー1台によるライアーアンサンブルです。アンサンブル名は「宇宙の竪琴」を意味しています。
- リラコスモス
- ソプラノライアー:平川絵理子、発地美枝子 アルトライアー:光枝康子
- 使用楽器
- ゲルトナーライアー、三昧琴、グロッケン、メルヘンクーゲル