2012年10月に書かれたブログ

クラマー人形

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男の子のみの在庫です。
33600円(33cm)
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 今日、ご紹介するのは、絵本としては大変異色のものです。
 この絵本を作った人は、東京子ども図書館の館長、沢山の海外の絵本を翻訳しているCIMG6634.JPG松岡享子さん。
 私はこの人の元でお話の講習を受けました。つまり私の師匠でもありますが、なんとこの方が世にも奇っ怪な、いや、世にもけったいな絵本を作っちゃいました。

 つまり、左からも右からも読めるという不思議な絵本なんです。

 それで、左から読むとうれしいさん、右から読むとかなしいさんで始まる話になっているんですね、これが。

 内容は塞翁が馬と同じ。嬉しいことがあっても長くは続かず直に悲しいことが起こる。でもその悲しいこともいずれは嬉しいことになる。その繰り返しが続くんですね。
 保育園で読み聞かせた時も確かに盛り上がCIMG6638.JPGりました。でも幼児にはちょっとユーモアが伝わりにくかったかなと感じました。
 でも小学2年生の前で読んだ時は、よみ始めて直ぐに歓声が上がりました。

 さて、そういうへんてこりんな絵本だから、終末は真ん中にあるわけですが、その真ん中で折りたたんだページを開くとフルカラーになっていて、皆ハッピーになっているっていう、ここのところがホント、実に大盛り上りなんCIMG6641.JPGですよ。

 もともとこの話は、松岡先生がクマのぬいぐるみを作って、それを見せながら話したということです。いかにもそんな、子供達とのやりとりから生まれたらしい、ライブ感あふれる話なんです。

読書の秋、親子で楽しんでもらいたい絵本です。

収益金は「3.11からの出発」事業に使われるとのこと。

松岡享子作
 本体1000円+税 5歳〜

ISBN492493885_001.JPG秋になりました。
秋の子どもの頃の思い出と言えば、どんぐり拾いという方もいらっしゃるのでは。
そして、この絵本を子どもに読んであげた大人は、一気に子どもの頃の自分が蘇ってくるのでは。

今回取り上げるのは
『どんぐりぼうやのぼうけん』
エルサ・ベスコフ/作・絵
石井登志子/訳
本体価格1400円+税 4歳〜

どんぐりぼうやのオッケとピレリルは葉っぱの飛行機遊びをしていて飛ばされた先で一波乱。リスのスバンス氏は二人を捜しに森へ…。

子どもにとってはこんなファンタジーも真実として心に入って来ます。

1939年にスウェーデンで発売された絵本。
自然物の中にこんな物語を空想できる子に育てたいもの。






ドイツ大使館公邸でレセプション

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2013年のドイツ・ニュルンベルクおもちゃ博のプレゼンテーションが行われました。CIMG9360.JPG







私はこの後庭で行われたカクテルパーティーが素敵でした。

NV乳母車

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2月にニュルンベルクのおもちゃ博でこんな素敵な人形用乳母車を見つけました。
ドイツ、NV(ノルベルト社)制の乳母車です。20000円+税



ソフトベビーやナンヒェンベビー、ジルキーなどの赤ちゃん人形を乗せるのにぴったり。





この乳母車はさらにブレーキ付き、歩行が始まったばかりの1歳くらいの子の歩く練習にも最適です。

車輪の所にあるネジを調整し、ブレーキの効き方を加減します。

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自宅近くの保育園でのお話会、今回はマリオネットのミニおじさんに司会をしてもらいました。

先ず、私が新刊絵本「いちじく にんじん」を読みました。

直子さんは遠野のわらべ唄「くすりやのまえで」、次にお話し猫のミケヤのケーキバージョン、そして松岡享子の新作絵本「うれしいさん かなしいさん」をやりまた私にバトンタッチ。

私は「3びきのこぶた」をレズリー・ブルックの絵で読みました。

人形は盛り上がりました。怖がる子も少しいました。


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