'11年に出た印象に残った本 その3

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CIMG7052.JPG2011年に出た本の中でも特に私が印象に残った本,
第3弾。



『世界の夢の本屋さん』CIMG7041.JPGCIMG7039.JPGCIMG7033.JPGCIMG7034.JPGCIMG7027.JPG
世界の本屋さんの中でも格式や先進性の高いところなどオンリー・ワンの特徴を兼ね備えたお店ばかりを写真を豊富に使って紹介した本。お店の歴史や書店を始めるきっかけ、取り扱う分野や、経営ポリシーなどをオーナーや店長が語り、本屋で働く心構えや、お客さんとの接し方、プロとしての勉強方法、仕事のやりがい、将来の夢などを書店員が語る。本屋ってこうでなくちゃって思う。

『アライバル』
ショーン・タン/作
 妻子を残し何か不穏な空気漂う故郷を離れ移民を決意した男、大きな船に乗り着いた所は摩天楼そびえる大都会。だが使われている文字も、ペットの様子もまるで別の惑星に来たかのようだ。文字なしのグラフィックノベルという新ジャンルを堪能できる傑作絵本。

『わたしのなかの子ども』
シビル・ウェッタシンハ/作
松岡享子/訳
スリランカを代表する絵本作家が6歳までの宝玉の子供時代を綴る。幸せなその時代がのびやかな絵本を生み出したんだなぁとつくづく思う。田舎の風習や伝統行事の中人々が支え合って生きていく様は日本にも昔あった原風景のよう。豊富なカラーのさし絵も素敵。

『まつりちゃん』
岩瀬成子/著
その子は日本のどこにもありそうな平均的な町に住んでいた。8つの短編集だが、そこに出てくる人たちもそれなりに各自の問題を抱えながらも当たり前に生きている。でも、いつも一人だっだその子はそんな人たちにちょっとした変化を与えていく。現代的なテーマを巧みに作品に。

『ピースヴィレッジ』
岩瀬成子
トニーはもうこの基地にいないのかもしれないな、と思う。どこか遠くの戦場へ行ってしまったのかもしれない…。基地の町にすむ小学6年生の楓と中学1年生の紀理。自分をとりまく世界に一歩ずつふみだしていく少女たちをみずみずしく描いた創作児童文学。

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