読み聞かせに向いている絵本 34         『かさ』

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 前回に続き、雨の日に読んでやりたい絵本です。と言ってもこれも文字なし絵本ですから見せると言うべきか、でも子どもは絵を読みますから、やっぱり読んでやるでよいのでしょう。
 太田大八作・絵『かさ』本体1100円+税

〈あらすじ〉
 赤い傘をさした女の子が雨の中一人でどこかに出かけていきます。
 途中池のカモを見つけたり、友達に合ったり、歩道橋をわたり、ドーナッツ屋さんやデパートの前を通り、そうか駅にお父さんを迎えに行ったのか。そう言えばもう一本黒い傘を持っていました。
 帰りはドーナッツ買ってもらいました。

 この絵本、私の子供の時の体験とダブり、何とも切なくなります。と言うのは、私は雨が降った日、母を迎えに駅に傘持って行ったのですが、駅の入り口のところで待っていたので、母をうまく見つけられなかったのです。しぶしぶ帰る先にやっと母を見つけた時は、もう家のそばでした。でも母は私に「ありがとう」って言ってくれました。思い出すと涙がでます。
 子供と会話しながら読む(見る)といいと思います。小学生〜

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