「世界がもし100人の…」の著者の講演聞きました

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DVC00152.jpg「世界がもし100人の村だったら」のシリーズは今全部で5冊出ていますが、その作者池田香代子さんの講演聞きに行って来ました。憲法記念日の集会「憲法フォーラム」の講師として見えました。こういう集会は固くなりがちですが、呼んだ人もいい感性してると思いました。

実は私池田香代子の名を知ったのはラジオドイツ語講座でグリム童話を取り上げていた時からで、10年以上前からです。それ以来追っかけのように作品に注目して来ました。

なんと言ってもその後に出た「世界がもし100人の村だったら」のシリーズはインパクトがあります。初めあのドイツ語の先生がどうしてこんな社会派っぽい本を出したのか耳を疑いました。(しかも、この印税はNGOに寄付しているという事を今日の講演で知りました。格好いい!)グリム童話の関係も沢山翻訳があります。ケストナーもいっぱい訳しています。最近はフランクルの『夜と霧』と、翻訳家としても大だいだい活躍ですね。

講演を聞いていてズーッと感じていたことは、感性が自分に大変近い方だなぁって事です。原発のこと、自衛隊のこと、自分の小さなアクションで世の中変わるということ、…みんないい話でした。ジョン・レノンのイマジンの訳を聞いて「これって日本国憲法じゃん」って言った若者がいた話も面白かった。

思っていた以上に茶目っ気がある可愛らしい女性で、もったいぶった感じの権威主義にならないユーモアを交えた、聞き手をリラックスさせる大変いい講演でした。でも「世界がもし100人の村だったら」の本を出して以来、やはり様々な情報を持っているのでしょう、実に的を得たお話ばかりで、充実した時間をもらいました。

百町森のお客さんの前でもいつか話をしてもらいたいと思いました。




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