読み聞かせに向いている絵本 17          『おばけかぞくのいちにち』

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明日から8月になります。夏真っ盛り、夏と言えばおばけということで今回はお化けの絵本『さくぴーとたろぼうのおはなし おばけかぞくのいちにち』をご紹介します。西平あかね作・絵 本体価格800円
どの家でも子どもがなかなか寝ないと「お化けが出て来るぞ!」と大人は言いますよね。この絵本の話しはそこから始まります。実はお化けにも家族があって、お化けの子も夜保育園に出掛けるというのです。お父さんお化けの仕事はなんと人を脅かす事、朝ごはんには毒きのこのサラダをつまみにビールなんか飲んでいます。そして極めつけは寝ないお化けの子には足がはえて来るとお母さんお化けが脅かすところ!。微笑ましいですね。
左ページに現実の家族、右ページにお化け家族の事が同時進行で描かれているのが手法として成功しています。上手い! それに、絵の力の抜け具合が微笑ましさを助長しています。
でも、これを子どもに読んでやった後からは「お化けが出る」と言って寝かせられなくなるかも。
3歳位〜

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