読み聞かせに向いている絵本 1          『つきのぼうや』

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今日から9月です。9月といえば中秋の名月!という事で、この時期に是非読んでほしい絵本『つきのぼうや』を紹介します。写真を見て下さい。こんな縦長の絵本です。もうそれだけでワクワクしてきませんか?
《内容》ある夜、お月様が下を見ていると、池の中にもう一人のお月様がいるではありませんか!
お月様はその月と友達になりたくなります。
そこで月のぼうやを遣いにやります。
月のぼうやはどんどんどんどん下に降りて行きます。途中うっかり星を蹴飛ばすと、その星は流れ星になります。
雲を抜けてびしょ濡れになったり、煙突の煙りで顔が真っ黒になったり…。
とうとう水の中へ。そしてある素敵なものを見つけます。

空から空中をさ迷い水の中までのこの落差が、つまり、この縦長の絵となって表現されている訳ですね!
作者はデンマークを代表する絵本作家、デンマークといえばあのアンデルセンの国ですから、イブ・スパング・オルセンはアンデルセンのお話に挿絵も描いています。
この絵本は1962年に出たのでもう半世紀近くたったロングセラー。そう、私の読み聞かせにオススメ絵本は、こういうロングセラー絵本なのです。
時間のふるいにかけられ、いまだ残っている本には、子供をひきつけて止まない魅力があるという事ですね。
有り得ない話をあるように思わせてしまうのがこの作品の強さです。

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