読み聞かせに向いている絵本 14         『どうながのプレッツェル』

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5月と言えば、どうしても読んでやりたくなるのはこの絵本『どうながのプレッツェル』です。マーガレット・レイ文 H.A.レイ絵 渡辺茂男訳 本体価格1100円
これはただでさえ胴長の犬ダックスフントの中でもとびきり胴長に産まれた雄犬プレッツェルが主人公の話。その長さたるやドッグショーでブルーリボンショーを取るほど立派なもの。みんなが「ほう!」と感心するのに、向かいの家に住むグレタだけは別。
そう、プレッツェルはグレタと結婚したいと思うほどグレタが好きなのに、グレタは知らん顔なのです。「胴長なんて大嫌い。」とグレタは言います。どんな事でもするというプレッツェルに対しグレタはちょっと「魔性の女」ぶりを発揮、プレッツェルは翻弄?されます。
ところが、ある日グレタは、工事中の穴の中に落ちてしまいます。そこでプレッツェルは持ち前の長い胴を活かしてグレタを救出! プレッツェルはもう一度グレタに結婚してくれるか聞いてみると…。
グレタの最後の言葉はとても素敵ですよ。5歳位から読んであげられますが、この男と女のやり取りにやんややんやと言い出すのは小学校中学年位からです。

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