2018/07/14(土)番外編は7/15(日) | 13:30〜16:30 番外編は18:00〜19:30

【終了】保育・家庭教育セミナー2018 参加者からの感想

遊べない子どもが遊べる力を引き出すには

子どもの認知構造からみる遊び支援

〜遊びを通して「子ども理解」を深める〜

百町森はこれまで一貫して遊びが子どもの学習する力や忍耐力、協調性を育てるという立場をとってきました。そして、徐々に遊ぶ環境への関心も高まりつつある昨今、さらに具体的な遊びと子どもへの支援に対しての知識を要望する人も増えてきたように思います。

今回、そうした状況の中で、学習支援という仕事に関わっている高橋智子さんを講師にお招きし、遊びの力を引き出す方法や、子どもを理解する楽しみなどについて話していただきます。高橋さんは、子どもの認知構造や遊び支援への理解を深めると、子どもについて以下の3つの見通しが持てるようになると言います。

  1. 子どもが今自力でできること
  2. 自力ではできないが、大人の支援があればできること
  3. 今は支援があってもできないこと

支援者としての大人の役割は、その子どもにとっての1と2の境界線を見極め、遊べる環境を用意してやること。そうすれば、子どもは遊べるということです。今回は、遊べない子どものおもちゃに対する反応や、その反応に対しての解決策を紹介しながら、この3つの見通しを持つための具体的な方策について理解を深めていきます。

  • 開催日:2018. 7.14(土)
  • 会場:静岡県総合研修所 もくせい会館 1階和室(静岡市葵区葵区鷹匠3丁目6−1)
  • 講師:高橋智子(子どもの学びと生活デザイン舎 ななつ星代表、元小学校教諭)
  • 参加費:税込3,500円(会員税込3,000円)宿泊費・食事代は含みません。託児はありません。
  • 定員:70名(先着順)予約制です。申込みフォーム、FAX、電話でお申し込み下さい。
  • 主催:百町森(ひゃくちょうもり)

タイムテーブル

7/14(土)      
13:00- 受付   もくせい会館
13:30-16:30 子どもの認知構造から見る遊び支援 高橋智子 もくせい会館
  解散・夕食・フリー    
18:00-19:30 番外編1:質問コーナー 高橋智子 百町森プレイオン
       
7/15(日)      
9:00-10:30 番外編2:保育の中のおもちゃ 柿田友広(百町森) 百町森プレイオン
13:30-15:00 番外編3:絵本の話 小島範子(徳間書店児童書編集長) 百町森あそび村

番外編について

セミナーに参加されない方も、番外編のみにご参加いただけます。その場合の参加費は、1つの番外編につき税込600円(会員500円)です。番外編のみ参加される場合も、お申込みをお願いします。

セミナー参加者は無料で参加できます。

「子どもの認知構造からみる遊び支援」について

初めて担任をしたクラスに、育ちの凸凹の子どもがいましたが、知識もなくなす術がありませんでした。どうやったらあの子どもたちに学ぶ楽しさを伝えることができただろうかと、模索する中で、今の仕事にたどりつきました。日々の主な仕事は学習支援ですが、遊びこそが子どもを育てると分かってからは、学びと遊びの橋渡しをどうやったらできるか、そんなことを考えて仕事をしています。

学習支援という仕事を通して見えてきたのは、子どもの育ちの土台は「遊びにこそある」ということ。ところが、育ちに凸凹のある多くの子どもは遊びたいのに遊べないのです。ルールが理解できない、順番を待てない、負けるのが嫌、手先がうまく使えないなど、遊びについての困難さはみんなそれぞれです。でも、本当はみんな遊びが大好き。遊びたいのです。遊んで自信をつけたいのです。そんな「遊びたいのに遊べない」子どもへの遊び支援について、子どもの認知構造(どのように物事を認識していくか)を手がかりに詳しくお話します。おもちゃを分析的に捉え、おもちゃの持つ要素と子どもの育ちとのかかわりについて考える力を養います。

(高橋智子)

講演者プロフィール

高橋智子(たかはしともこ)
子どもの学びと生活デザイン舎 ななつ星代表

大学を卒業した後、会社員を経て、小学校の教員を約10年勤める。 その間、通常学級の担任、特別支援学級の担任、教科担当など様々な立場で子どもたちと関わる。 数年前に教員を辞め現職。発達障害児、不登校児などの課題のある子どもの学習支援に携わる。一児の母。

小島範子(こじまのりこ):番外編3「絵本の話」

徳間書店児童書編集部編集長。千葉大学文学部卒。損害保険会社勤務、児童書専門出版社の佑学社などを経て、2007年より徳間書店児童書編集部にて子どもの本の編集に携わっている。

ご注意

お食事について

  • 各自でお願いします。
  • もくせい会館は、飲食物の持ち込みが禁止されています。

宿泊について

  • 宿泊は各自でご予約ください。お早めにどうぞ。
  • もくせい会館にも宿泊施設があります。百町森までお問い合わせください。

キャンセルについて

  • ご都合が悪くなった場合、代理の方が参加することもできますので、キャンセルはご遠慮ください。

服装について

  • 空調が強い場合があります。上着などをご持参下さい。

そのほか

  • 託児はありません。
  • 番外編のみ参加の場合、1つ600円(会員500円)です。
  • 定員になり次第、締め切らせていただきます。

お申込みの方法

1名様でのご参加

WEBで申し込む

個人用参加フォーム

FAXで申し込む

チラシをダウンロードして、プリントアウトしてご記入後、百町森にFAX

郵便で申し込む

チラシをダウンロードして、プリントアウトしてご記入後、百町森に郵送(この場合、控えをお手元に残してください)。

2名様以上でのご参加

WEBで申し込む

一括申込みフォーム

1度に9名様までお申込みいただけます。

FAXで申し込む

一括申込書をダウンロードして、プリントアウトしてご記入後、百町森にFAX

郵便で申し込む

一括申込書をダウンロードして、プリントアウトしてご記入後、百町森に郵送(この場合、控えをお手元に残してください)。

  • お申し込み確認後、予約受付票をメール(またはファックス)しますので、それに従って参加費をお振込みください。
  • 受講票(参加証)はありません。

〈以下、高橋智子さんの会に寄せてくれた参加者からの感想です。〉
・とにかくおもしろく楽しい話で直ぐに実践して一緒に学んでいきたいです。
・大人の役割がよくわかった。
・本当に愛をもって育てることの大切さがわかりました。
・自分が今まで意識していなかったことにたくさん気づけた。
・直ぐに実践していける自信はないが、遊びの中からも子どもと一緒に考えたり、展開を広げていくことの楽しさが伝わってきた。
・とことん子どもと遊びを楽しみたくなった。
・大人が仲間としてどうか関わっていけばよいのかわかりやすく伝えてもらってよかった。
・玩具の特性を理解し、それをどう展開していくのかを考え、これから活かしてみようと思いました。
・新しい発見がたくさんありました。
・関わり方次第で子どもは変わると思っている自分の考えに自信も持てたので園に持ち帰れればいいと思います。
・紹介されていた本も読んでみたいです。
・共にある仲間(集団)との関係性の中で子どもが育つというお話がありました。今まで自分が保育をしている中で子どもがクラスやたてわりの集団の中で(保育士が声かけをしている場面ではなく)子供同士のやりとりの積み重ねをくりかえし伸びていく姿を多く見てきました。なるほどとすとんと落ちて納得しました。
・大人の役割について教えてもらい自分の姿勢(子どもに対する)を見直す機会を与えてもらった。感謝してます。
・大人の役割ということで改めて自分がどんな大人を目指して行きたいのか再確認させられました。
・子どもに愛を伝えること、高橋先生のお話を聞きながら「できた」という体験を大切にたくさん経験させてあげるのは、こどもを「できる子」にするのではなく「できた!!うれしい!」と子どもが感じられること、そのことで面白いこと、楽しいことが増え、前よりも自由になれること、そういうことでやっぱり愛を伝えているのかなぁと思いました。
・立場は関係なくお互いにそれを繰り返していくこと、それが関係を作っていくことなのかなとも思いました。
・大人の役割は子どもに愛を伝えること。大人はいつまでたっても子どもを知らないということを自覚すること。発達障害が治る治らないというより、その子どもが生きやすくなることが大事なこと。支援先に求める子どもの発達とは、人が幸せに生きる為に必要なこと。自分の存在が子どもにどのように作用して欲しいのかを明確にイメージを持っておくこと。子どもは変わっていける。子どもを大事に扱うこと・・・etc心に響く言葉の数々・・・勇気と感動をいただきました。
・障害を持っている子が自分のクラスにもいてパートさんから「治るんですか?」と聞かれすごくショックでした。治ることを見据えるということはこの子がこのままではいけないということではないか?まずはこの子のあるがままを受け止めて成長を支えていくべきなのではないかとずーーーーともやもやしていたので「不毛なことはいわない!」と先生がおはなししてくださってすっきりしました!!レジメ以上に先生の話の中に子どもへの思い、接し方、見方のポイントなど大事なことがいっぱい詰まっていて、人の生きた言葉を聞くことってやっぱりすごく刺激的で大切なことだなと改めて感じました。
・大人は子どもを知らないと自覚すること。ついつい子どもたちを自分たちのルールや知識の中に当てはめて考えていることがどれほど多いことかを反省する良い機会となりました。後半の具体的な支援の方法、タイミングについてもっと深く学んでいきたいと思いました。それでも保育園の中では大人と子どもが本当に良く関わりあって育っていける場面もあると感じていますが、私たちが専門家として子どもたちのわからなさを見つけ理解しそれではこうしてみたらというもっともっと仲間とまた見つけ理解しそれではこうしてみたらというもっともっと仲間と、また専門の先生から学ばせていただきたいと思いました。

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(今回の会の様子)

これらの感想に対しての高橋さんの感想(ななつ星ウェブサイトより)

質問会について高橋さんのコメント(ななつ星ウェブサイトより)

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チラシ(申込書付き)

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裏面に申込書あり。1人でのお申し込みはこちらで。

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園など複数名でのお申し込みはこちらで。

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名称:
保育・家庭教育セミナー2018年
開催日:
2018/07/14(土)番外編は7/15(日)
時間:
13:30〜16:30 番外編は18:00〜19:30
場所:
もくせい会館
料金:
3,500円(会員3,000円)

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