相沢の修理日記 16

16. ミニホッケーのゴム切れ

ミニホッケー(ベック社)を直します。玉落としのおもちゃで有名なベック社ですが、こんなゲームも作っているんです。
ユシラ社のサッカーゲームなどと同じく、てらいのないシンプルさが良いですね。

(2006年12月 相沢康夫)



カルテ

  • 商品名:ミニホッケー
  • 製造:ベック社(ドイツ)
  • 状況:ゴムが切れた
  • 依頼主:Oさん(静岡県)
  • 担当:相沢康夫

修理内容

1.ゴムが切れてしまっています。まァ長く遊ばれれば、ゴムは必ず伸びるか切れるかします。たまには、ゴムの張り替えが必要になるでしょう。
2.手芸品店で売っているゴムひも、1本丸(黒)を使うことにしました。
3.ゴムは片方が切れただけですが、両方貼り替えることにしました。互いにゴムの具合が同じでないと、フェアなゲームにならないので。
4.ゴムひもを2本用意します。
5.片方の端にコブを作ります(コマ結び2回で)。
6.もう一方にテグスを結び付けます。
7.テグスを先に通して、外→内→外と通します。
8.ゴムの張り具合を調整します。
9.一番強く弾いた時に、相手側の壁まで届くくらいがちょうどいいと思います。
10.何度目かの調整で、イメージ通りの張り方がわかりました。
11.その状態をキープするために、結び目となる位置を左手でしっかり押さえ、右手でコマ結び2回のコブを作ります。
12.思った通りの位置に、うまくコブができました。
13.あとは相手側のゴムも、全く同じ手順(ゴムの張り具合が同じになるようにご注意)で張り替えればそれで完成です。メデタシメデタシ。
(オマケ)修理の様子です。

この記事が含まれる商品カテゴリ・特集