子どもの心をはぐくむ「遊び」展を静岡市相生町の「百町森プーコーナー」で開いている。よい本を読む、ごっこ遊びをするなど室内遊びを提案し、おもちゃのデザインも手がける。四十六歳。

「百町森」は今年で開店二十周年ですね。
「売り場が手狭になったので昨年、二店目の『プーコーナー』を出しました。最初の五年は楽しくて、次の五年は経営のこともあって苦しかった。気負わなくなったのは、ここ十年かな」

絵本や児童文学に興味を持ったきっかけは。
「大学生のころ出会った児童文学の清水真砂子先生の影響。子どもの視点に立つことで普段見えないものが見えてきて、新鮮で驚きました」

ままごとなどの室内遊びを提案していますね。
「室内遊びは、子どもが落ち着いて集中してできる遊び。心を育てます。自由に遊ばせる一方で、走らない・静かにするなどの決め事を作ると良いです」

育児や家事にも積極的に参加しているそうですが、子育てのアドバイスを。
「子どもに早寝早起きや、毎日同じ時間に散歩するなど習慣を持たせると、生活の流れを覚えて自発的に行動するようになりますよ」

店の名前は、大好きな児童文学「くまのプーさん」から付けた。一男一女の父。