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メッセ1日目:3号館

ジーナ社へのご挨拶もすんで、いよいよこれから探検の旅だ!
我々にもっとも関係があるのが、この3号館を含む1〜3号館なので、とにかくここから出発だ。

まず目に飛び込んできたのが、向かいのキュボロ社のブース。すでにお客さんも入り始めて賑やかだ。面白いのは過去のキュボロの変遷を実大サンプルで表示した展示。かねがねキュボロの加工精度の高さには感服していたが、最初の頃は荒削りだったことがわかる。

キュボロの変遷

社長のエッター氏は、とても大柄で気さくな方。質問にも親切に答えて下さる。ただ、われわれのドイツ語会話力では、どうにも上手く伝わらなくてもどかしい。私自身も、何をどう聞いたらいいのか、もやもやっとしているので、後日あらためて訪れることにする。エッター氏は、キュボロではない商品、「バベル」を紹介してくれた。これは2人用の対戦ゲーム。木製のものがすでにあるが、樹脂製にしてコストダウンしたモデルだ。ルールはシンプルで、樹脂の質感もなかなかよい。ちなみにエッター氏とのガチンコ勝負は、接戦だったが私の負け(手加減して下さったに違いない)。

キュボロ社社長のエッター氏と

しばらく3号館を見て回ったあとお昼を食べることにする。屋外にあるスタンドのニュルンベルガーがすごく美味しかったので、まずはそのスタンドを探すが、なかなか見つからない。会場自体の構造が迷いやすくわかりにくい感じになっているので、前の場所もどこだったか確信が持てないのだ。

結局、2号館と3号館との間に発見するも、お休み!期待を膨らませていただけに、一同がっくり。仕方がないので、そばにあるホットドッグスタンドで我慢する。悪くはないが・・・、ニュルンベルガー食べたかった。柿田さんは、おなかが空いていないとのころで何も食べず。

ホットドッグを食べる失意の相沢

腹ごしらえをして3号館に戻る。
出入り口のところにあるユシラ社のブースにまず立ち寄る。いつ見てもシンプルで美しいデザイン。北欧デザインの真髄というか、純粋でよい部分というのがここにあるような気がする。きれいなハガキと不思議な味のお菓子をいただく。

クレーブスさんのブースでは、素朴で可愛らしい人形が勢揃い。昨年、来日したときの様子をうれしそうに話して下さる。浴衣を着た日本の子どももいて感激。生地はユザワ屋で買ったそうな。

アンネ・クレーブスさんと

しばらく歩くうちに柿田さんが「やっぱりお腹が空いた」というので、3号館の端にあるレストランに行く。ウエイトレスの女性が、とっても愛想が良くて、昨夜のヒルダ(仮称)とはえらい違いだなぁとうなずき合う私たちでした。柿田さんは、ジャガイモの粉を練ったニョッキのような料理とサラダを注文。ドイツ料理には野菜が少ないので貴重な野菜である。我々も味見させてもらう。

柿田さんが頼んだニョッキのようなもの

レストランを出て、さっき気になったブースに立ち寄る。アンネ・クレーブスさんの人形がスキーをはいていたり、そりに乗っていたりしていて、めちゃくちゃ可愛いのだ。よく見ると、お面をかぶっていたり、縄跳びを持っている子もいる。その加工の細かいこと!女性の方が、うれしそうに説明して下さる。クーゲルバーン(玉の道)は、実際に道を組むことができ、玉も転がるのだ!他にも、ちゃんと動くハンペルマンやラチェット、コマなどなど、小さいけど本物さながらのミニチュアがいっぱい。柿田・相沢両氏が追いついて来たので呼び寄せる。

リーベ社のブースで、可愛いAK人形を発見

3者3様それぞれに精巧なつくりのミニチュアに興奮して、色んなものを見せてもらう。聞けば、うちで既に販売しているドールハウス用の黒電話がこのメーカーのものだと言う。やった!これで注文できるぞ!

このリーベ社は、1987年にできたまだ新しい会社。いかにも職人と言った感じのお父さんがマイスターで、娘さんの彼女と、甥夫妻の4人でやっているらしい。こんなすごい人達に出会えるなんてラッキー!今回最大の収穫の予感。

その後、万華鏡のアプレス社へ。ここの万華鏡と視覚おもちゃの復刻版が私は大好きなので、ほとんどミーハー気分で写真を撮らせてもらう。ここでも、キュボロ同様、色々と聞きたいことがあって、少しお話しするが、やはり言葉の壁でアウト。また来ま〜す。

アプレス社のドミニク・ストラさんと