16の海の生物 / 16の魚

- 3016A 16の海の生物/MARI
- 68,000円+税(10%税込74,800円)
054-251-8700
より洗練されたデザイン
商品の説明
「16の動物」から17年後にマリがデザイン。より複雑な曲線が使われています。タコの足が素晴らしい。
「おもちゃの王様」(下参照)で相沢が取り上げた時点では、樹脂製のバージョンが廃番でしたが、その後、発売当時の木製を復刻するという形で復活しました。
「おもちゃの王様」より
廃番製品を取り上げます。おもちゃを考える時、大量生産、大量消費の流れの陰で消えていくおもちゃたちに目を向けることも、意味のあることだと思うからです。
さて、このおもちゃ、「ああ、よくあるわネ」なんて言わないでね。この作品こそ組木*の先駆者なのですから。
作者はイタリアのエンツォ・マリさん。絵本作家イエラ・マリさんの旦那さんです。私は、どんなものにしろ、最初に作られた製品にこそ、ある種の厳しさと美しさがあると常々思っています。廃番にもかかわらず、ここでご紹介するのは、この『16の魚』にも、このことがいえるからです。
のびやかな描線が斬新です。とくにタコが綺麗!水族館ごっこや(ウツボ、サメといった悪役もいるので)水中冒険ごっこにもなりそう。バランスを取りながら積木にする子もいるでしょう。箱に納めるときには、パズルにもなります。ホント、惜しい廃番です。
*ここでいう組み木とは、糸ノコを使って、1枚の板を動物などに切り分けたおもちゃ全般を指します。
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(相沢康夫「おもちゃの王様」より)
お客さまの声
神奈川県 Kさん Mちゃん(1歳8カ月)
おもちゃの王様で知って、流線型の美しさに驚き、ステキだな、廃盤とは残念だなと思っていました。HPで見た時は、嬉しかったのと同時に値段にもびっくり!迷いに迷いましたが、美術館で見るのではなく、やっぱり子供の手で触れて美しさを感じてほしいと考え、思いきって購入しました。1歳8カ月の娘にはまだ早いかと思っていたら、全くそんなことはなく、パズルだとわかっているのか、「ここ、ここ」と言いながら、一生懸命形合わせをしています。「たこさんあそぼっ」と言いながら、魚をはめていくのを見せると大喜び、子どもも「あそーぼ」と一緒に言っています。
積み重ねると娘に怒られるので、寝たあとに積み重ねてみると、1つ1つの魚が美しいので、アート作品のように。バランスをとって積むのも楽しいし、しっぽやヒレにひっかかるので、キワドイ積み方もできて、楽しいです。
虹色トンネルの特大(娘のお気に入りのケラー社の4人乗りのバスのトンネル用に購入)は、意外にも、青から緑の部分を使って、海の波に見立て、魚達と大きさも合うので、組み合わせて遊んでいます。
最後に、クジラのどっしり感がすばらしい☆大きい魚、小さい魚の、重量の違いが見た目どおりって大切だなと感じました。
商品詳細
年齢: | 2歳〜 |
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人数: | 1人 |
作: | エンツォ・マリ |
箱寸法: | 37×27×5.5cm |
素材: | オーク材、木製ケース(シルクスクリーンプリント) |
内容: | 海の生物16種、専用木製ケース |
製作: | ダネーゼ社 (イタリア) |
受賞: | ニューヨーク近代美術館パーマネントコレクション(1978) |
初版発行日: | 1974年 |
原著: | Sedici Pesci |