キューブパズル読本


キューブパズル読本:「第3章 お手軽キューブパズル」より。ソーマキューブの問題(左ページ)やサム・ロイドの有名な「15-14パズル」(右ページ) キューブパズル読本:「第3章 お手軽キューブパズル」より。「立体ロープつなぎ」は、ネフ社の「キューブレックス」にも影響を与えたかもしれない? キューブパズル読本:「第6章 キューブパズルコレクション」より。山中組木工房の「玉入れ組木」や「マス組木」も。 キューブパズル読本:「第6章 キューブパズルコレクション」より。箱根の秘密箱も登場。次のページでは、亀井明夫さんの「サイコロ」も。
  • キューブパズル読本/秋山久義
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ルービックキューブだけがキューブパズルではありません

商品の説明

「知恵の輪読本」で衝撃的なデビューをした秋山久義氏の2冊目。ハードカバーになり、ページ数も大幅に増えて内容充実、いよいよ本領発揮です。

この本で紹介される数十点のキューブパズルには、百町森でもお馴染みのものがたくさんあります。以前の「コプタ通信」でも一度特集し、相沢が文章を書きました。

脱帽! 「キューブパズル読本」

おもちゃ作家の中には「形」にこだわりを持つ人が多い。「形」に魅せられた人達と呼んでもいいかもしれない。彼等的には「形」の中でも「立方体」となると、もう特別の思い入れを持ち、別格となるようだ。クラーセンしかり、フレッド・フォス(アゴンの作者)しかり、かく言う私も、立方体に恋した者の一人である。

さて、この「立体愛好家(キューブマニア)」 と呼ぶべき人々とは別に、世間には「パズル愛好家」という特殊な人種が存在する。「パズル」に出会うとどうしても解いてみたくなり、手に入れたくなり、作ってみたくなる・・・という人々である。そして、この「パズルマニア」の中にも「キューブオタク」がいるのだ。

『キューブパズル読本』を読んでいると、作者の「キューブ」と「パズル」に寄せる愛がひしひしと伝わってくる。本当に好きで好きでたまらないんだろう。作者は秋山久義氏。出版社の編集の仕事を経て、今はおそらく市井(しせい)のパズルマニアなのだと思う。前著に『知恵の輪読本』がある。(これもまた好きが高じて書かれた名著である。)

とにかく、情報量がすごい。その膨大な量の情報を分類・整理し(「基本」「古典」「名案・珍案」といった具合・・・目次より)ほどよい解説を加え、とても読み易い文体でまとめている。興が乗ると、どこまでも脱線していき、それがまた面白い。

適度なユーモアの混じる軽妙な文章を読んでいると、作者が85歳だなんて信じられなくなってくる。「パズル好き」でいつも問題に挑戦しつづけている事が、脳の若さを保つ事につながっているにちがいない。

作者はキューブパズルと言うと、世間一般にはルービックキューブしか知られていない事を嘆き、「悲運のキューブパズルが哀れでいとおしくて、涙なくしては語れないというアホもいます。」と自身を紹介し、「この本は世間の片隅で生まれ、愛され、消えていったキューブパズルの物語です」とその前書きに書いている。愉快で、時に悲しく、時にビックリのおすすめ本です。(「コプタ通信2005年3月号」相沢康夫)

さて、いよいよ終わりに近づいてから「ルービックキューブ」の章になります。ここでは当時のエピソードを交えながら、解き方の基本的な考え方を紹介しています。さらに、ルービックキューブ後に登場した様々な回転キューブパズルも紹介されています。その最後に、「ボイドキューブ」や「フロッピーキューブ」「タワーキューブ」で最近注目されている岡本勝彦さんの作品も紹介されています。2年後に「世界パズルコンテスト」で準優勝(フロッピーキューブ)、その翌年には優勝(ボイドキューブ)することになるなんて、このときは予想してなかったと思いますが…

この本では、たくさんのキューブパズルを紹介しますが、わたしは、できるだけパズル的なものの考え方、作り方、解き方、考案者、愛好家の周辺のエピソードなどを書いていきたいと思います。(中略)どちらかといえば、遊びと玩具の本でしょう。話題にするパズルは難しくても「悩ませる本」でなく「楽しんでもらえる本」にしたいと思います。キューブ熱に浮かされた病人がうわごとのように語る支離滅裂、脱線風の話題も多いと思いますが、ご勘弁下さい。(「はじめに」より)

目次より

第1章 こてしらべ、基本キューブパズル
立方体を切り開く(展開の問題)/立方体をふたつに切ってみる(断面の問題)/さいころの目を考える/数陣の問題/寸法と体積をめぐる問題/理科の問題(角砂糖、氷の浮き方、電気抵抗)
第2章 これが難問だって? 作ってみたい古典キューブパズル
積木型立方体パズル/スポットパズル(さいころ構成パズル)/インスタントインサニティ/マクマホンの色立方体
第3章 平面パズルから進化した?! お手軽キューブパズル
ジグソーパズル/箱詰めパズル/チェッカーパズル/図形合成パズル/スライディングブロックパズル/ピクチャーパズル(絵合わせパズル1)/ベスパズル(絵合わせパズル2)/ザイルトリックパズル(絵合わせパズル3)/迷路パズルとデキシテリティパズル
第4章 さすが! キューブマニアが作った名案・珍案キューブパズル
アーリッカ社のピンキューブ/板つきポリキューブ/植松峰幸氏の木枠つきポリキューブ/土橋創作氏の偽ポリキューブパズル/ファンをうならせた名案、ホフマンキューブ/ストライボス氏のアンチスライドパズル/転がる立方体の問題/8クイーンキューブ/紙鎖立方体/高木茂男氏の数当てさいころ/ミラーキューブ
第5章 日本生まれのまじめな傑作、世界に誇るキューブパズル
分割再結合キューブパズルとは/藤本伸一氏の藤本キューブ/北島孝二氏のニコニコキューブ/芦ヶ原伸之氏のネバーエンディングパズル/別宮利昭氏のジェミニ/土橋創作氏のチェアキューブ/拙作、8分の3の分割再結合キューブパズル/原義勝氏の異分割再結合キューブパズル/芦ヶ原伸之氏のオクタキューブ/残念無念!?解のなかった二分割法/芦ヶ原伸之氏のまぼろしの三層キューブ
第6章 まだある! 魅力のキューブパズルコレクション
組木/継ぎ手キューブパズル/スーパーIQサプライ/モチャロフの立方体/スネークキューブ(ドラゴンキューブ)/マグニフ社のハッピーキューブ/あけ方がおもしろい秘密箱/別宮利昭氏のクロスブロック
第7章 これもパズルか、意外な材料でキューブを作る
マッチ棒でキューブが作れるか/金属の皿でキューブが作れるか/ホチキスの針でキューブが作れるか/折り紙でキューブが作れるか/1本のテープからキューブが作れるか/紐かけ立方体と紐だけ立方体/1枚の紙に連接立方体tを展開しよう/立方体の姿をした塩の結晶を作ろう
第8章 やっぱり欲しい? ルービックキューブの解法虎の巻
ルービックキューブ誕生の前後/ブームのさなかの笑えない話題/3×3×3正統ルービックキューブの解法/2×2×2ポケットルービックキューブとその亜流たち/やってみますか?4×4×4のリベンジキューブ/あきらめましょう 5×5×5のプロフェッサーキューブ/ついにお手上げ、超難問!回転キューブパズルの数々/これは、暴走!悪魔の誘惑か!改造ルービックキューブの奇怪な姿
第9章 パズルでなくても、これは面白いキューブ玩具
辺の連接キューブのいろいろ/戸村浩氏のトムキューブ/入れ子のキューブ/スポンジが怪獣に変身/平たくたためるキューブ/キューブの中にキューブが浮く貯金箱/キューブの万華鏡/パンタグラフ立方体と Juno's Spinner/作り方を創造するのが恐ろしい不可能物体
番外章 キューブパズル、玩具の楽しみ キューブコレクションを作ろう

商品詳細

著: 秋山久義
寸法: A5判
内容: 240p
製作: 新紀元社 (日本)
初版発行日: 2004年6月

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