玉の道(クーゲルバーン)

玉の道(クーゲルバーン)の楽しみ

子どもの頃、砂場に山を作り、頂上から螺旋の道をつけて、軟式野球のボールを転がし、日が暮れるまで遊んだ。さらには山脈を作り、立体交差する道を楽しんだ。 そんな私であるから、組立クーゲルバーンやスカリーノの存在を知った時は、早く遊びたくてうずうずした(大人なのに)。休日ラジコンや鉄道模型にいそしむ大人がいるように、スケールが大きく、バリエーションの豊富な玉の道に挑戦する大人もありだなと思う。

予備知識

  • 小さいうちは、少ないパーツで低くして遊ぶ。
  • 「ごっこ」の積木遊びとは分けた方がいいので基尺を合わせなくてもよい。
  • 4才位までの子は親が組み立ててやる。
  • 遊ばせる時小さな部品に注意して。
  • レイアウトはゴールから作り始めるのがコツ。

(柿田)

小さい子向けの「玉の道」CUBIO

2歳くらいから遊べる小さい子向け玉の道の元祖

直径5cmの大きな木の玉がゴロゴロ転がります。レールが多少ズレても転がっていくので、のんびりおおらかに楽しめます。2006年登場。

  • 年齢層:2才くらい〜
  • 安定性:★★★
  • 拡張性:★★

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ベビークーゲルバーン

組立てクーゲルバーンの小さい子バージョン

1982年生まれのロングセラー「組立てクーゲルバーン」の小さい子向け版です。大きな木の玉、ズレないレールという特長を持ち、小さな子でも安定して遊べます。

  • 年齢層:1.5才くらい〜
  • 安定性:★★★★★
  • 拡張性:★★

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サイロバジュニア

音楽を奏でる玉の道「サイロバ」の小さい子版

1975年にスイスで誕生したXyloba(サイロバ)は、ビー玉が転がる道を作る「玉の道」(クーゲルバーン、マーブルラン)と鉄琴を組み合わせて、 音楽を奏でるという画期的なおもちゃです。ただ、対象年齢は5歳以上、実際は小学生くらいからが楽しく遊べる年齢でしょう。

2020年には、サイロバを3歳から遊べるようにしたXyloba Junior(サイロバジュニア)が登場しました。特大のボールの直径は4.6cmで、誤って飲み込むことはありません。 音階も、全くないもの(MINI ミニ)から4音(MAXI マキシ)と少なく、「音楽を奏でる」というより、もっと素朴に「いろんな音が出て楽しい♪」という遊び方に向いています。

  • 年齢:3才くらいから
  • 安定性:★★★★★
  • 拡張性:★★

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組立クーゲルバーン

長い歴史が人気の証。4歳くらいから遊べるタイプ

Kugelbahn(組立クーゲルバーン)は、40年のロングセラー。数ある「玉の道」積み木の中でも最も歴史の古いものの一つです。ドイツ語の「Kugel」は「玉」、「Bahn」は「道」、つまり「Kugelbahn」は「玉の道」というわけです。ただ、組立式でない「クーゲルバーン / シロフォン付き玉の塔」というおもちゃもありますので、間違えないように「組立」を付けています。

  • 年齢層:4才くらい〜
  • 安定性:★★
  • 拡張性:★★★★★

スカリーノ

4歳くらいからの凝ったコースが作れる玉の道

Scalino(スカリーノ)は、スロープの一端に設けられた穴から下に落ちるので玉は飛び出しにくく、安定して遊べます。スロープがたくさん入っていて、複雑なコースが作れるのも魅力です。

  • 年齢層:4才くらい〜
  • 安定性:★★★
  • 拡張性:★★★★★

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クアドリラ

飛び出す玉のスピード感と、大量のビー玉が流れ落ちる迫力

カラフルな木のブロックの中を落ちる時に、ビー玉が加速して、穴から勢いよく飛び出してきます。水平のレールを転がしたら、また下に落として勢いを付けます。この加速感がクアドリラの魅力。そしてたくさんのビー玉を、一気にコースに流し込むと、まるで滝のようにジャラジャラと豪快に流れ落ちます。レールとブロックは凹凸ではまっているので、ずれません。

うずまきレールは、ビー玉がクルクルと回りながら加速する面白パーツです。

  • 年齢:4才くらいから
  • 安定性:★★★★★
  • 拡張性:★★★

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サイロバ xyloba

音楽を奏でる玉の道

「サイロバ」は鉄琴(Xylophone:シロフォンもしくはザイロフォン)とボール(Ball)を組み合わせた造語。「玉の道」lと音階プレートを組み合わせて、好きな曲を演奏したり、オリジナル曲をつくることができます。

1975年にスイスで誕生した、私たちが取り扱う「玉の道」の中で最も歴史が古いものです。ブロック部分にはズレ防止の突起があるので、組立て後は非常に安定しています。

  • 年齢:5才くらい〜
  • 安定性:★★★★★
  • 拡張性:★★★★

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キュボロ

玉が見えたり隠れたりパズルのような面白さ

Cuboro(キュボロ)は、5cm角の積み木(立方体)に設けた溝と穴を組み合わせます。トンネルも作れるので、パズルを解く楽しさもあり、大人も楽しめます。

積み木は積むだけでズレ防止の機構などはありません。遊んでいるうちにズレたりするので、調整する必要がありますが、それも「遊び」のうちとお考えください。

アイテムの選び方アドバイス。

Cuboro(キュボロ)はスイスのキュボロ社が生んだ最高峰の玉の道積み木です。

初めての場合は3種類のスタンダード(16、32、50)からお買いになるのがオススメです。50が欲しいけど予算が足りない方は、32でもリグノやネフスピールをお持ちならほとんど50と同じようなものができます。というのは、50の中には細工のないキューブが19個入っていますから、リグノなどでほぼ代用できるわけです。完璧にというわけではありませんけどね。

メーカーの対象年齢はジュニアの3歳からというのを除くと、たいてい5歳からになっています。でも正直言って、ジュニアを含め小学生からでも充分、中高生や大人も楽しめるものです。

ジュニアは直線で坂を作ったりもできるので、ビー玉を勢いよく走らせられます(3、4歳の子はこれが好き。)が、キュボロは玉の勢いを楽しむものではないので小さな子には物足りなくなる場合があります。

その代わり、勢いこそないですが、玉がトンネルに入ってまた出て来るといったところが絶妙に面白く、そこを考えて作れる子(あるいは大人)にはたまらない魅力の玉の道積み木なのですね。

最近、前人未到の8冠に輝いた将棋の藤井聡太さん(おめでとうございます!)が子どもの頃遊んでいたということですっかり有名になりました。(2023年10月現在)

藤井さんが中学生でプロになった時には、爆発的に人気が出て急に品切れ、1年待ち、2年待ち状態になったのが印象的でした。

最近はほぼ全アイテムが潤沢に入って来ています。時々品切れる場合があります。ご注意ください。柿田友広

  • 年齢:5才くらいから(ジュニアは3歳くらいから)
  • 安定性:★★★
  • 拡張性:★★★★

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GraviTrax

「世界の」ラベンスバーガー社が出した「進化系」玉の道

ラベンスバーガーといえば、本などの出版物のほか、パズルやボードゲームのメーカーで、世界に販売網を持つ大企業です。内容も素晴らしいし、品質も安定していて、ものすごく信頼できる会社です。そのラベンスバーガー社が本気を出したら「玉の道」がここまで進化してしまいました。

  • 年齢層:8才くらい〜
  • 安定性:★★★
  • 拡張性:★★★★★

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おもちゃ