セーター人形(ヒロン)

手のひらにのっかるサイズで、世話遊びやごっこ遊びはもちろん、テーブル人形劇もできる人形です。なんといっても座れるところがいいんですね。作者の田中周子さんは、この形にたどりつくのに、実に8年を要したそうです。

本書は、基本的には商品としてのおもちゃを紹介する本なのですが、ここでちょっっと反則です。実はこの人形、こしらえてあげるものなんです。

子どもなどが着古したセーターを仕立て直して、新たな家族の一員として生まれ変わらせる・・・・・・というものなのです。家族の誰かが着ていたセーターって、着ていた本人はもちろん、他の者にとっても愛着がありますよね。

作り方は、田中さんのエッセイ『型紙のない子育て』(婦人之友社)に詳しく紹介されています。

作者:
田中周子
製作:
工房エイデルワイス
製作年:
1981年
素材:
古くなったセーター、化繊綿、ポリエチレン、ペレット、小石
対象年齢:
1歳位から