子どものあやし方24

猫を見る

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子どもの頃は一軒家に住んでいたから、猫を飼うことができて、いつも、誰かしら(トラコなり、金太なり、といった猫たち)が、そばにいた。

今は猫を飼いたくても飼えないから、道端で会う猫にはつい、声をかけてしまう。

そんなわたしも、「猫の見つめ方」というのは知らなかった。

何かのテレビ番組で得た情報だが、猫は、人にまんまるい目をして見られると、攻撃をしかけられていると思うのだそうだ。逆に目を細めて見られると、親愛の情の表現としてうけとる、という。

その番組を見て以来、わたしが目を細めて猫に「にゃ〜ん」とやっていることはご想像の通りである。猫もちゃんと、目を細めて返してくれる。

しばし、猫とやりとりしてから、家路へとたどりつく日々である。

露木大子(伝承/阿部ヤエ)コプタ通信1999年12月号より

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