子どものあやし方32

へび

へび

幼い日のへびの思い出。・・・きっといろいろ思い出されることがあるかもしれない。

そういう私は、五月に遠野の野道でへびに会った。

さて、今月はそんなへびに、道で出くわさないおまじないをご紹介しよう。

野道を歩くときは、まず、足音を立て、足早にちゃっちゃと歩く。そして大きい声で歩くのに合わせながら唱えるのだ。

「へび・かなもの・居たら・赤い・火箸・ぶっちゃす・ぞ。へび・かなもの・居たら・赤い・火箸・ぶっちゃす・ぞ。へび・かなもの・居たら・赤い・火箸・ぶっちゃす・ぞ。・・・・」

この繰り返しのことばによって、へびは出てこない。ことばの中の「かなもの」は、「かなへび」のようなもののこと。「ぶっちゃす」は「ぶち刺す」の意。へびは火箸が嫌いだそうだ。

露木大子(伝承/阿部ヤエ)コプタ通信2000年08月号より

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