子どものあやし方29

おいしい

おいしい

まだひとつにならない赤ちゃんでも、「おいしい」と感じたら、それを表現することができる。(動作でしゃべる。)

東京では、片方の頬をおさえることが「おいしい」の表現となる。「ほっぺたが落ちそうなほどおいしい」という言葉からきている。

京都の人たちが、自分たちは唇をすぼませてチュッチュッと音をさせるのが、「おいしい」の表現だと教えてくれた。(「舌鼓をうつ」という言葉からきているのかな?)

福岡の人は、おいしいのは「おなか」だと言っておなかをさわった。

遠野の人は「頭」。遠野では「頭が鳴るようにおいしい」と感じるからだ。

遠野から福岡まで、日本列島、南下するほど「おいしい」と感じる部分が、頭→頬→下→腹と、体の下部になっていくのがおもしろい。

(なんでだろう。)

あなたが「おいしい」と感じるのはどこですか?

露木大子(伝承/阿部ヤエ)コプタ通信2000年05月号より

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