伝承− 人の一生を育てる2

生きつづけるということ


生きつづけるということ:  生きつづけるということ:  生きつづけるということ: 
  • 生きつづけるということ/阿部ヤヱ
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「人間らしく生きること」が難しい今、伝承に立ち返る

「はじめに」のなかで、ヤヱさんは祖父母の果たす役割についてこう述べています。

昔から伝えられている子どもの育て方で子育てをするのは、祖父母の役目でした。(略)子育ては、お年寄りにとってはぼけ防止、子どもにとっては脳育て。手を使う遊びをしたり、昔話を語ったり、暇なしにつづけるようにできているので、どっちにも役立つように伝えられていると言われていました。

昔の人たちのこと、人としての生き方を教えてやれるのは両親ではありません。おじいさん、おばあさんです。核家族になり、離れて暮らしていても、「こう生きるんだぞ」と、人間らしく生きる後ろ姿を見せてやるのも、おじいさん、おばあさんです。

そして、祖父母の世代から教えられた言葉を紹介します。

おれたちの命は木の葉と同じで、時期が来れば枯れ落ちる。だが、自然に枯れ落ちる日までがんばることが大事なんだ。大木だって、どの葉っぱも強くなければ大木は守れない。おれたちもみんなが強くなければ人の世は守れない。おれたちの命は目立ちもしない一枚の木の葉のようなものだが、『おれなんか』と思うものではないんだぞ。自分の命は前の人たちの命を引き継いで、次の世代に渡してやる大事な命なんだからな

この本では、木の葉に生まれた、ももかと小太郎の対話を通して、「(昔から)伝えられている人の育て方を守った人たちは、生き方とか人の命についてどのように考えていたのか」を伝えてくれます。ももかは私を含めた現代の子ども、それに答える小太郎の言葉は、ヤヱさんが前の人たちから教えられて心に残っている言葉です。

小太郎さん、わたしの近くに変なものがいるよ。
葉っぱを食べているわ。
あっ、あれが毛虫なんだ。
わたし、毛虫に食べられてしまう。
こわいよう、助けてえっ

ももか、がんばれっ。
自分を助けられるのは自分だけなんだ。
自分しかいないんだよ。
負けるな。強くなれっ。
意地を出して、ぐっとふんばれっ。
毛虫なんかおそれるなっ

商品詳細

著: 阿部ヤヱ
寸法: 19×13.5cm
内容: 117ページ
製作: 青風舎
初版: 2013年04月12日

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