絵本の記憶、子どもの気持ち


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  • 絵本の記憶、子どもの気持ち/山口雅子
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読み聞かせをしている人にとって「宝物」になる本が出ました!

絵本には子どもの心を捉えてはなさないものと、「おとな好み」「教訓やしつけ」的なものとがあります。

著者は「東京子ども図書館」の前身「松の実文庫」でお手伝いをし、その後図書館職員を経て今は大学の先生。

学生達に「子どもが楽しんで読むと思う絵本」を持ってくるように課題を出したところ、後者のものを持ってくる事が多く、子どもの心に寄り添った絵本を持ってくる学生は少なかったという話からこの本ははじまります。

そのことを踏まえ、著者は学生への課題を今度は「思い出の絵本」に変えます。

そして、1 その絵本とどのように出合ったか。2 どういう絵だったか。3 話のあらすじ。4 何が印象に残っているか、どこが好きだったか。5 今、おとなになって見返してみて、どう思うか(1〜4までは記臆をたどって書く。その後絵本を探しだし、5について書く)と質問します。

すると、驚くようなことを学生が書いてきたのです。

例えば『ぐりとぐら』については「…「割れたらどうしよう、割れたらどうしよう」とドキドキしながら聞いていて、次のシーンで「ああ、よかった!」とホッとした」とか、『てぶくろ』については「…きっと、私は小さいころ、私だけのお母さんがほしくて仕方なく、それが得られる束の間の絵本タイムへの掛け橋だった…」など。

多くの解答は、読んでもらった子どもたちが絵本をどのように記憶し、その時どんな気持だったかがとてもよく分かる、絵本の貴重な体験記録になったのです。

また、多くの学生が本を思い出すと同時に、その時の状況や、読んでくれた人の声なども思いだしていることも興味をそそります。

子どもは絵本をどう楽しむのか、親子の愛情がどのように育まれるか、そして、絵本にどんな力があるのか、絵本を読んであげることがどれほど子どもに大きなものを与えているか、が見事に見えてきます。

この本は、日頃読み聞かせをしている人にとって、「宝物」の一冊となることは間違いないでしょう。

(コプタ通信2014年3月号別冊より 柿田)

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