えんの松原


  • 少年文庫 えんの松原/伊藤遊
  • 800円+税(8%税込864円)
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怨霊の姿が見られ、人々がそれらと真剣に対峙する世界と、悲しい思いをしても声なき声が届かないように思える現代と、どちらがこわい世界なのかな、などと考えさせてもくれる作品です。

あらすじ

平安時代、三種の神器のうちご神鏡をあずかる男子禁制の御殿に住む音羽は神鏡を見ようと御殿に忍び込んだ少年を見つけます。

実は音羽、女の子の格好をしていますが、前の主人に屋敷を追い出され、御殿に勤める親類の老女(いい味出してます)に世話になっている男の子。

忍話になっている男の子。忍び込んだのは何と東宮殿下!東宮は音羽が少年なのを見抜きます。

つかの間の出会いでしたが東宮は音羽が気に入り、音羽も東宮が怨霊に取り憑かれていると聞いて気になります。

音羽の両親も都を襲った怨霊の病気で亡くなっています。

ある日音羽は以前住んでいた屋敷に忘れ物を取りに出かけ、都の真ん中に広がる気味の悪い松林で鳥に似た物の怪たちを見ます。

同じ頃東宮も自分に取り憑いている怨霊を見ます。

怨霊は、東宮の祖父のライバルだった貴族で、孫を東宮にできなかった恨みで取り憑いていると言われていましたが、どうやら真相は別のようです。

怨霊の正体とは? 東宮は生き延びられるのか?怨霊渦巻く平安の都は、また権力や思惑が渦巻く魔宮でもあります。

その中で必死に生きる東宮や音羽、彼らを取り巻く人々が個性豊かに描かれます。

また無念のうちに果てた歴史上の人々についても語られます。

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ボリュームのわりには読みやすく、先が気になるのでぐいぐい読めます。

高学年くらいから。

(コプタ通信2014年3月号より 築山真希子(つきちゃん))

商品詳細

年齢: 小学高学年〜
作: 伊藤 遊
画: 大田大八
寸法: 17×13cm
内容: 256p 
製作: 福音館書店(少年文庫版)
初版: 2014年1月10日

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