みんなの家出


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わかりやすい文体だし主人公のフミは小学生なので同世代の子から楽しめると思いますが、作者が手加減なしで書いている感じの内容なので大人が読んでも読みごたえ充分の内容です。

あらすじ

小学4年生のフミが図書館で見つけた家出をめぐる二人の女の子のお話。

片方はお母さんと口論した勢いで塾を休み数時間お母さんと連絡を取らなかったかおり、もう一人はおばあちゃんに料理を習って着々と自立の準備をするゆりか。

彼女は新しい料理を覚えるたび、家出が近くなったと考えています。

フミは夏休みの宿題の感想文を書くのが目的で読んだ後、本当の家出と言えるのはどっちだろうと気になって作者に手紙を出します。

手紙をもらった作家の文子は自分の子どもの頃のことや、短期間介護施設に入所して帰ってきた母にとっての「家」や母と自分の関係など振り返りつつフミに返事を出します。

夏のおでかけから帰ってきたフミは幼なじみの太郎が起こした家出騒ぎを聞きます。

というわけで、読み手の私は話中話のかおりとゆりか、フミの友だちの太郎、作家の文子やその母といった年齢も立場も様々な登場人物たちをめぐる家出についての話を楽しみ、さらに昔の自分が夢見た家出についても思い起こし…すっかり著者の思うつぼ「みんなの家出」の話になっていました。

・・・・

フミの側と文子の側から書かれる章が交互になっており、その変化も楽しめます。

(コプタ通信2013年09月号より 築山真希子(つきちゃん))

商品詳細

年齢: 小学高学年〜
作: 藤田のぼる
画: 早川純子
寸法: 21×16cm
内容: 144p
製作: 福音館書店
初版: 2013年4月15日

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