ネコのタクシー


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ネコのトムはタクシー運転手のランスさんに頼んで飼いネコになり、幸せに暮らしていました。ところがある時ランスさんは足を骨折してしまいます。トムは自分用のタクシーをつくってもらい、ランスさんの代わりに仕事に出掛けます。といってもトムのタクシーはエンジンでなくトムが足をつかって走ります。何しろトムは「足にはじしんがあるのです」。トムのお客さんはもちろんネコ。お代はコルクの栓や死んだネズミ…。これではランスさんの役には立ちません。そこで車体に「1ポンド」と書くとネコたちはお金を払ってくれるようになりました。みんな自分には必要ないけど落ちている場所は知っているのです。ランスさんにも感心され、トムは喜んで仕事に励みます。

交通事故にあった子ネコを病院へ運んだり、結婚式に間に合うように花婿を教会へ送ったり…。ネコが口をきく時点でありえない世界のお話なのに妙に説得力があるのはトムが警察の認可を受けていないことを気にしたりする細かい設定やネコらしさをよくつかんだ描写のうまさでしょう。作者はよほどのネコ好き…と思ったらネコ専門の獣医さんだそうです。ハラハラドキドキの苦手な5才の娘もほのぼのとした語り口につられてどろぼうが出てくる最終章まで楽しく(ちょっと耳を押えてましたが)読んじゃいました。読んでもらうなら4才位から、自分で読むなら低学年から。ネコ好きのオトナにもぜひおすすめしたい。

築山真希子

商品詳細

年齢: 年長〜
作者: 南部和也
画家: さとうあや
寸法: 22x19cm
内容: 88p
製作: 福音館書店
初版: 2001年5月

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