かさじぞう

商品の説明

びんぼうなじいさんとばあさんは毎日あみがさをこしらえては売って暮らしています。ある日、ちっとも売れずにかさを背負って戻る途中、吹雪にさらされて顔からつららをたらしたお地蔵様がならんでいるのに気づきます。さぞ寒かろうと6人のお地蔵様にかさを被せます。1つ足りない分は自分のかぶっていたものを。かさが売れず、お正月のおもちを用意できなかった2人はおかずなしのごはんを食べて眠りにつきます。正月の明け方に、「よういさ、よういさ、よういさな」の掛け声が近づき6人のあみがさをかぶった人たちが正月のもちや魚や、飾り物やらどっさりと置いていくのでした。

大晦日の夜に、おじいさんの心優しい気持ちが伝わり、温かで嬉しいお正月を迎えるのです。赤羽さんの味わい深い絵と瀬田貞二さんによる心地よい言葉の再話は子どもたちの心をより豊かに育ててくれます。

（スタッフちさ／「絵本のじかんVol.7お正月」より）

六人の地蔵さんが恩返しをするおなじみの昔話絵本。日本の伝統の和紙と扇面を生かした見事な画面と、老夫婦のあたたかい愛情を伝える語り口で、昔語絵本の傑作と定評があります。

（出版社サイトより）

この記事を書いた人

ちさ斉藤千紗

２児の母。百町森との出会いは幼稚園の頃。母に買ってもらったアイロンビーズに夢中になりました。数多くある中での思い出の絵本ベスト3に入る「わたしのワンピース」。 主に、接客、検品、品出し、本の発注、季節ごとの絵本展示替えなどを担当しています。（スタッフ紹介ページへ）