ゆかいなかえる


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梅雨の季節、田んぼや池の周りではかえるの合唱が聞こえてきます。かえるは身近な生き物の代表のひとつですよね。そんなかえるの一生をユーモラスに描いた傑作です。

初版は1964年。私が子どもの頃大好きだった絵本のひとつで、40年以上たった今でも、全てのページの絵を鮮明に覚えています。青・緑・黒の3色というシンプルな色使いは一見地味に見えますが、水辺のかえるの様子がかえってリアルに感じられます。

表紙は、楽しそうに笑う4匹の主人公、「ゆかいなかえる」たち。扉絵はたくさんの黒いおたまじゃくし。そして、最初のページは水の中に静かに沈むゼリー状のたまご。ところが、ほとんどのたまごはあっという間に魚に食べられてしまいます。劇的な展開です。

たった4つだけ残ったたまごは、おたまじゃくしになり、後ろ足がはえ・・・やがてかえるになります。かくれんぼしたり、天敵の鳥や亀から逃げたり、いたずらしたり、ダンスしたり・・・4匹のかえるは、どんな時も一緒。いつも楽しそうに笑っています。

親とは似てもにつかないおたまじゃくしがかえるになる生物の不思議さや厳しい自然の掟に初めて気づいたのも、「ゆかい」という言葉の意味を理解したのもこの絵本だった気がします。小学生にもおすすめ。

(川島)

商品詳細

年齢: 3歳〜
文・絵: ジュリット・ケペシュ
訳: いしいももこ
寸法: 16×24cm
内容: 32p
製作: 福音館書店
初版: 1964年7月

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