怖るべき天才児


怖るべき天才児:
  • 怖るべき天才児/ゾーヴァ
  • 1,800円+税(8%税込1,944円)
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最初にゾーヴァの絵だけぱらぱらっと見た時は、「結構グロテスクな話なのかな」と思いましたが、読んでみると意外にユーモアがあって、ショートショートっぽい味わいを楽しめました。

どの短編にも、奇妙な能力を持った子どもが登場します。嘘をつくと口からヒキガエルが出てくる女の子、体がどんどん膨らんで風船のように空中に浮かんでしまう男の子、カンガルーのような走法を身に付けて新記録を出した男の子などなど・・・。どの子どもも、それぞれにその特異な才能ゆえに世間との軋轢を生じます。当人にとっては、人生最大の問題であるわけで、深刻な悩みなんですが、著者のリンダ・キルトは、彼らにそれぞれに見合った幸せな着地点を用意してくれています。だから、読後感もなにかほのぼのとした気分になります。いつになく明るい色使いのゾーヴァの絵も、文章に合っていて実にハマっています。

収録作品は、以下の7作。

  • 幼な子の口から
  • 回想録
  • ふつうすぎたノーム
  • 狡猾な赤ん坊
  • 蒸発
  • 眠り姫
  • 存在の限りない軽さ

(2006年12月 佐々木)

もういっそ、「これらはすべて、ほんとうにあった話です」と書いて、全国にばらまいてみたらどうだろう。副作用でいっぱいの奇妙な奇妙なコワイ短編集。ゾーヴァさんの挿し絵が、いいんですよねぇ。(糸井重里)

ちょっとふつうでない人生を送った子どもたちにまつわる辛口のお話。荒唐無稽というか傍若無人というのか、理屈や筋道におかまいなく、転がるように話は進んでいく。

著者のリンダ・キルトは1950年、イギリスの(シェイクスピア誕生の地として有名な)スラットフォード・アポン・エイヴォン近くの小さな町で生まれた。でも「その町は魔法にでもかけられたように、その後、イギリスの地図から消えてしまっている」(!)のだそうな。不気味さととぼけた味わいが絶妙に共存するミヒャエル・ゾーヴァの挿絵が、リンダ・キルトの世界をみごとにとらえている。

出版社プレスリリースより

商品詳細

年齢: 大人
著: リンダ・キルト
絵: ミヒャエル・ゾーヴァ
訳: 二宮千寿子
寸法: H19.5×W13.5cm
内容: 167頁
製作: 三修社

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