遊びが苦手な子どもも楽しめる

楽しく脳を鍛える遊び50


楽しく脳を鍛える遊び50:「まず楽しむ」の章は、「坊主めくり」からスタート 楽しく脳を鍛える遊び50:「記憶力(ワーキングメモリ)」の章では「ザーガランド」が登場 楽しく脳を鍛える遊び50:「勝ち負けばかりじゃない」の章では「キャッチ・ミー」や「果樹園ゲーム」 楽しく脳を鍛える遊び50:最後の解説は子どもを支援する方にぜひ読んで欲しい。
  • 楽しく脳を鍛える遊び50/鳥居深雪
  • 1,960円+税(8%税込2,117円)
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054-251-8700

子どもを支援する立場の大人にぜひ読んで欲しい。
(ゲーム好きな方のための本ではありません)

子どもたちは「遊び」を通して、たくさんのことを学んでいます。子どもにとって、たくさんの「学び」の要素を含んでいる遊びは心身の成長に必要不可欠なものです。

本書は、脳を働かせるためのたくさんの遊びを紹介しています。基本的には、ボードゲームやカードゲームなど、室内で取組めて、子どもだけでなくいろいろな年齢の人たちが少人数で楽しめるものを取り上げ、脳の働きについて解説しました。

ルールはできるだけシンプルに解説してあります。「さらにチャレンジ!」として、もっと楽しみたい人のために複雑なルールも紹介しています。

よく知っている遊びも、視点を変えたり工夫を加えたりすると、脳を鍛えるチャンスがぐっと広がります。みなさんも楽しみながら脳を鍛えて下さい。

(カバーより)

子どもの育ちを支えてきた編著者たちの活動が凝縮された「子どもたちと楽しく遊ぶ(ゲームする)ためのガイド」です。「坊主めくり」「黒ひげ危機一髪」「ばばぬき」「神経衰弱」といったよく知られたゲームのほかに、百町森で扱っているようなドイツのボードゲーム(にじいろのへび、はげたかのえじき、ラビリンスなどなど)まで、50の遊び(ゲーム)が紹介されています。

「脳を鍛える」とタイトルにありますが、これは巷で言う「脳トレ」とか「勉強ができる」といったものとは違います。脳を働かせる要素を9つのカテゴリーに分け、それぞれの特徴とそれに対応したゲームを紹介するという構成になっているのです。発達の課題に対応してゲームが紹介されているわけです。こういった視点でまとめられた本はなかなかないので、必要とされている方にとっては、本当に役に立つと思います。

それぞれのゲームについては、コンパクトで楽しげなコピー、シンプルに整理されたわかりやすいルール(これはゲームに付いているルールよりもはるかに子どもにわかりやすいものです)、さらに「おもしろくするためのヒント」「さらにチャレンジ!」など、子どもたちと何度も遊んできた中で培ったノウハウが惜しげもなく披露されています。子どもを支援する大人が必要とするヒントやコツが詰まっています。

例えば、「場に出す」という言葉が意味するイメージをわかりやすくするために、「場」と書いた大きな白い紙をテーブルのまん中に置いて、そこにカードを出すようにする、なんていうアイデアが紹介されています。これは、なかなか思い付きませんが、素晴らしい工夫だと思います。

9つのカテゴリー

1.まず楽しむ 2.心の理論 3.記憶力(ワーキングメモリ)
4.プランニング 5.思考の柔軟性 6.シミュレーション
7.小さな旅 8.勝ち負けだけじゃない 9.数の力
  • ひとつのカテゴリーにつき、4〜9種類の遊び(ゲーム)が紹介されています。
  • 黄色の3つは「実行機能」と呼ばれる高次脳機能にかかわるものだそうです。実行機能のトレーニングをしたい大人にもどうぞ。

編著者代表の鳥居深雪さんは、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の教授(2014年08月現在)で、「脳からわかる発達障害: 子どもたちの「生きづらさ」を理解するために」(中央法規出版)などの著書があります。その専門性を生かし、最後の解説編では、「遊び」の意味、遊びと子どもの発達、社会性、発達障害、遊びを通した認知支援(CIP: Cognitive Intervention in Play)などについて、わかりやすく書かれています。

「遊んでばかりいないで勉強しなさい!」と,叱られる子どもは,昔も今もたくさんいることでしょう。みなさんは,「遊び」に,どんなイメージをもっているでしょうか?

「遊び」というと,あまり価値のないもの,必要のないもの,といったイメージがあるかもしれません。しかし,実は子どもにとって「遊び」は,たくさんの「学び」の要素を含んでいる心身の成長に必要不可欠なものなのです。

子どもたちは「遊び」を通して,たくさんのことを学んでいます。遊びを楽しむことを通して,主体的にかかわることの楽しさを経験し,自信を身につけ,次の活動への意欲をもちます。また,自己決定力や計画する力,ルール理解や自分をコントロールする力といったものも,遊びを通して育てていくことができます。楽しみ方1つをとっても,「勝った」という結果だけの喜びから,途中の過程を楽しむ,一緒に遊ぶ相手とのやりとりを楽しむ,知的好奇心を満たすことを楽しむ,等さまざまなものがあります。たかが遊び,されど遊び,なかなか奥の深いものがあるのです。

この本では,脳を働かせるためのたくさんの遊びを紹介しています。基本的には,ボードゲームやカードゲームなど,室内で取り組めて比較的いろいろな年齢の人たちが少人数で楽しめるものを取り上げ,脳の働きについて解説しました。遊びには,脳を働かせるいろいろな要素があります。おもだった要素を中心に,「まず楽しむ」「心の理論」「記憶力(ワーキングメモリ)」「プランニング」「思考の柔軟性」「シミュレーション」「小さな旅」「勝ち負けじゃない」「数の力」の9のカテゴリーに分類しました。9のカテゴリーのうち,「記憶力(ワーキングメモリ)」「プランニング」「思考の柔軟性」は「実行機能」とよばれる高次脳機能にかかわるものです。実行機能のトレーニングをしたい大人にも,この本は役立つでしょう。

情報量が多くなりすぎると複雑でわかりにくくなるので,ルールはできるだけシンプルにして記述しました。「基本のルール」として最もシンプルなルールを紹介し,もっと複雑なルールを楽しみたい人のためには「さらにチャレンジ!」として記述しました。学校などで取り組むときには,基本のルールを紙に書いて示すと,ルール理解が苦手な子どもにもわかりやすくなります。少人数で取り組むものですから,あまり大きな紙よりも,四つ切りくらいの大きさが見やすいでしょう(カレンダーの裏などは使いやすいです)。

また,2人でも楽しめるものには,「2人」マークをつけました。(図省略)

よく知っているつもりの遊びも,ちょっと視点を変えたり,工夫を加えたりすることで脳を鍛えるチャンスがぐっと広がります。さぁ,みなさんも楽しみながら脳を鍛えてください。(2009年12月編著者代表/鳥居 深雪)

「はじめに」より

なお、蛇足になりますが、この本に掲載されているゲームのほとんどは、百町森で購入できます。

商品詳細

編著: 鳥居深雪・千の葉教育科学研究所
寸法: 25.5×18.5cm
内容: 108ページ
製作: 明治図書
初版: 2010年02月

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