ケストナー少年文学全集5

五月三十五日


  • 五月三十五日/ケストナー
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ケストナーといえば骨太なヒューマニズムを書いたドイツの児童文学作家という印象が強い。だが、この作品は同じ作者と思えないほど「ふざけ」ている。日本では以前『スケートをはいた馬』というタイトルで出ていて、大変人気だったという(本の探偵こと赤木かんこ著『この本読んだ?覚えてる?』より)。『五月三十五日』は直訳だそうだが、これは日本語としていかにも地味で、それがその後に知名度を下げたことは明白だ。さて、話は少年と怒りっぽいおじさんがネグロ・カバロという馬に乗り、南洋に行くというもの。タンスの中を通り抜けると(ちょっとナルニアみたいだね)、そこは南洋に続く道になっていて、そこを行く途中で、いきなり目玉焼きを生んでしまうニワトリのいる〈なまけものの国〉に行ってしまい、大人が学校に通い子どもが先生をする〈さかさの世界〉を抜け、歩かなくても道が動いてくれる〈電気の都市〉を通り(これは今や現実だね)、とうとう赤道までやってくる。ところで、皆さんは、赤道というのは、鋼鉄の帯状の道だってこと知っていましたか。三人(二人と一頭)はサメのいる海の上をこの滑りやすい赤道伝いにとうとう南洋に行き着く。そこには白人と黒人のハーフの女の子ペータージーリエがいるが、この子の肌はなんと黒と白が碁盤の目(それを言うならチェスの目じゃないかな?)になっているんだ。いやはやめちゃくちゃで面白い。

商品詳細

年齢: 5・6年生〜
作者: エーリヒ・ケストナー
訳者: 高橋健二
寸法: 21×16cm
内容: 170p
製作: 岩波書店
初版: 1962年6月

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