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三浦太郎の絵本 |
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スイスで絵本デビュー三浦さんは、フリーのイラストレーターとして、ポスターや本の挿画、キャラクターのデザインをされている一方で、ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、2004年にスイスの出版社で絵本デビュー、翌年にはイタリアのコライーニ社からも絵本を出版、その後、日本で絵本が出始めたという、逆輸入された(?)異色の絵本作家です。 イラストレーターがつくる絵本イラストレータだけあって、1点1点の絵の完成度がとても高いのが三浦さんの特長で、特に「TON」「ARNESI/TOOLS」は、ポスターのような美しさにほれぼれしてしまいます。 もちろん、絵本は絵の上手さだけでなく、文章、文章と絵の関係、ページをめくることによる展開・物語性などなど、さまざまな要素で構成されています。三浦さんの絵本は、絵本としてみると「もっとこうして欲しい」「こうするともっと子どもが喜ぶのに」と思ってしまう部分もあります。 センスが光る「TON」シリーズそういった「絵本的な」表現がなくても楽しめる「TON」シリーズが個人的には一番お薦めです。これは、科学の本でもあり、社会の本でもあり、物語性を排除した淡々とした絵本ですが、それが三浦さんのタッチとぴったり合っています。この路線の絵本をもっと出してほしいと思います。 ますますの活躍を期待してます愛知県西尾市出身ということで、名古屋出身の私としては、一方的に親近感を抱いている三浦さんですが、お子さんもお生まれになったということで、表現の幅がますます広がっていくのではないか(絵本的な表現もしてくれるのでは?)と期待しています。 (2006年4月 佐々木隆行) |
![]() ARNESI/TOOLSより プロフィール1968年、愛知県西尾市生まれ。大阪芸術大学美術学科でシルクスクリーンを学ぶ。在学中の1990年に、日本グラフィック展入賞。卒業後、デザイン事務所に所属しながら、イラストレーターとして活動する。国内のいくつかの賞を受賞した後、2001年、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。現在までに、同展で4回入選している。2004年、初の絵本「JE SUIS...」(「ぼくは・・・」)が、スイスのLa Joie De Lire社から出版される。さらに、イタリアのコライーニ社Edizioni Corrainiより「TON」を出版し、国際デビューした。 |
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グラフィカルな表現が美しい洋書絵本自身のサイトで「僕の愛するソビエトの絵本へのオマージュ的作品」という「TON」と、その第2弾の「ARNESI/TOOLS」は、グラフィックとしても実に美しい作品です。 この2冊は、ブルーノ・ムナーリやエンツォ・マリ、葵・フーバー・河野らの絵本を精力的に出しているイタリアの出版社、コライーニ社から出版されています。 |
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| TON 作:TARO MIURA 27×19cm 28p ソフトカバー
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始まりは地面を示す1本の線。そこにはたらくおじさん(おにいさん?)が登場してタイトル。いいですねぇ〜。ワクワクするような出だしです。そして、鉄骨を持ち上げて「20kg」、次は2人で長い鉄骨を持ち上げて「50kg」、1輪車に砂を積んで「50kg」・・・と、重さが増えるにしたがって、運ぶ方法が変化していきます。身近な道具から、大きな道具までが、グラフィカルに描かれた科学の本。エンボス加工された紙の質感もよい。2004年ボローニャ国際絵本原画展入選作品。 | ARNESI/TOOLS 作:TARO MIURA 23×23cm 45p ハードカバー
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まずは道具が出てきて、ページをめくると、その道具を使う人が出てきます。職業名は、イタリア語と英語が並記されています。それぞれの職業に合うように、道具の背景や、文字のフォントを変えています。道具を見て、どんな職業かを当てたり、どの道具が使われているか探すのも楽しい。働く人の身体のラインが見事。私の好きなレーベデフの「かんながかんなをつくったはなし」を彷佛とさせます。2005年ボローニャ国際絵本原画展入選作品。 | |||||
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| LAVORI IN CORSO/ CONSTRUCTION SITE 作:TARO MIURA 32×23cm 36p ハードカバー
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TON、ARNESI / TOOLSの流れを汲む3作目。工事現場を題材にしたこの作品には、パワーショベル、ダンプカー、ブルドーザー、ショベルローダ、パイルドライバ、クレーン、ロードローラ、ミキサー車など、働く車が続々登場。クラフト紙のような茶色い紙に黒1色で刷られているので、カラーとは違った迫力を感じます。フォルムの美しさ、ざらっとした質感、どちらもより洗練されて、三浦さん独自の表現が極まった感があります。2007年ボローニャ国際絵本原画展入選作品。 | |||||||
小さな子のための絵本 |
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| よいしょ 作:三浦太郎 税込¥840(本体¥800) 18×18cn 24p ハードカバー 「○○が○○します」「よいしょ!」の繰り返しで、車たちがかけ声をかけて働きます。登場するのは、ダンプカー、ホイールローダー、フォークリフト、ブルドーザー、パワーショベル。 |
とどくかな 作:三浦太郎 税込¥840(本体¥800) 18×18cn 24p ハードカバー 「○○は○○までとどくかな?」「とどいた!」の繰り返しで、車たちが人やものを運び上げます。登場するのは、クレーン車、フォークリフト、リフト車、消防自動車、コンクリートミキサー車、コンクリートポンプ車。 |
まかせとけ 作:三浦太郎 税込¥840(本体¥800) 18×18cn 24p ハードカバー 「○○さん、はこんでください」とお願いすると「まかせとけ!」の繰り返しで、2つの車が協力して働きます。登場するのは、パワーショベル&ダンプカー、ホイールローダー&オフロードダンプカー、乗用車&レッカー車、クローラークレーン&カーゴトラック、パワーショベル&セルフローダトラック。 |
はたらくくるまが主役の絵本3冊です。 | |||||
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| くっついた 作:三浦太郎 税込¥840(本体¥800) 18×19cn 24p ハードカバー |
「あひるさんとあひるさんが くっついた」という感じで色んな動物がくっつきます。もちろん、おかあさんと子どももくっつきます。作者の三浦さんの赤ちゃんも、「くっついた」が大好きだったそうです。最後にくっつくお父さんは、三浦さんかしら? | なーらんだ 作:三浦太郎 税込¥840(本体¥800) 18×19cn 24p ハードカバー |
「くっついた」に続く第2弾では、「じゃぶじゃぶせんたくものが なーらんだ」という感じで色んなモノが並びます。ごばらばらだったものが、きれいに並ぶとなんか気持ちがいいですよね。 | |||||
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| ぼくはまる 作:三浦太郎 税込¥809(本体¥770) 15×15cm 16p ボードブック |
かたちの絵本第1弾。まるい「ぼく」が登場して、いろんなまるを見つけます。デビュー作の「ぼくは・・・」に通じるシンプルな線と面です。 | ぼくはさんかく 作:三浦太郎 税込¥809(本体¥770) 15×15cm 16p ボードブック |
かたちの絵本第2弾。三角の「ぼく」が登場して、いろんな三角を見つけます。デビュー作の「ぼくは・・・」に通じるシンプルな線と面です。 | |||||
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| ぼくはしかく 作:三浦太郎 税込¥809(本体¥770) 15×15cm 16p ボードブック |
かたちの絵本第3弾。四角い「ぼく」が登場して、いろんな四角を見つけます。デビュー作の「ぼくは・・・」に通じるシンプルな線と面です。 | |||||||
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中高生〜大人向きの絵本 |
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| ぼくは・・・ 作:三浦太郎 税込¥1,260(本体¥1,200) 21×21cm 23p |
うそつき、おろかもの、エゴイストなど、色々な「ぼく」が出てきます。それぞれに付けられた絵は、シニカルだったり、ちょっとブラックの入ったユーモアだったり。「自分のことだな〜」と思いながら読んでしまいます。 | |||||||
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