【終了】ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)@目黒区美術館

―ドイツ・スイス、北欧を中心に

≪Greiflinge さかな≫ほか 1936 年考案 Meistergilde KG/ ドイツ

百町森スタッフが、とても楽しみにしている展覧会が7月から開催されます。私たちがこよなく愛するネフ、デュシマなどのメーカーのおもちゃのほか、クリスチアン・ヴェルナーを始めとするエルツ山地のクラフト玩具など、ヨーロッパの最も上質な木の玩具をたっぷり見ることができます。しかも、期間中に、クリスチアン・ヴェルナー氏ご自身によるライフェンドレーエン(ろくろ加工)の実演もあります。貴重なこの機会をお見逃しなく。

目黒区美術館とおもちゃ

目黒区美術館は、おもちゃを大切に考えている美術館です。ネフ、ヴィターリ、デュシマ、スピールフォーム、小黒三郎、ブルーノ・ムナーリ、エンツォ・マリ、山中組木、吉本キューブなどなど選び抜かれたトイ・コレクションは、カタログを見ているだけで幸せな気持ちになります。

また、「立方体の7つの窓−ペア・クラーセンの世界」展(2003年)や、「遊びのなかの色と形展ークルト・ネフ & アントニオ・ヴィターリ」(2010年)では、濃密とも言える素晴らしい展示を見せてくれました。

今回の展覧会について

本展では、木製玩具の魅力を「みる」「遊ぶ」「知る」の視点から紹介します。

まず「みる」では、主に戦後、玩具メーカーによって作られた木製玩具を「手で遊び・考えること」をテーマに、400 点余の作品によって紹介します。こうしたメーカーの玩具とともに、小規模な工房制作によるクラフトの玩具も展示します。現在のヨーロッパにおいて、伝統的な木製玩具生産が最も盛んなエルツ地方(ドイツとチェコの国境付近)で作られたものを中心に展観し、さらにこの地方独特の技術であるライフェンドレーエン(ろくろに固定した木の輪を削り出し、それを分割して複数の動物などを作り出す木工ろくろ挽きの技術)について紹介します。

次に「遊ぶ」では、会期中、実際に展示したものと同種の、手触りの良い玩具で遊べるプレイコーナーを設置します。

最後に「知る」では、「みる」で示したライフェンドレーエンの第一人者であるクリスチアン・ヴェルナー氏(工房名:Reifendrehwerk Christian Werner)をドイツ・ザイフェンからお招きして実演を行い、貴重な技術をご覧いただきます。

目黒区美術館サイトより)

展示について

デュシマ社のフレーベル積み木やネフ社の積み木などメーカー製のおもちゃとして、400点余が展示されるそうです。ものすごい数ですね。今では手に入らなくなったマイスターギルデ社のガラガラなど、アトリエ・ニキティキさんが協力しているので、他にもいろいろと貴重なものを見ることができそうですね!

また、エルツ山地の木工芸品が、工房制作のクラフト玩具として、50点余展示されるそうです。エルツの中心地ザイフェンで、伝統的なろくろ細工の技法を伝える作家クリスチアン・ヴェルナー氏のほか、オーマーアマガウのKWO社の作品、他にも「くるみ割り人形」や「煙出し人形」「天使と鉱夫」といった伝統的なモチーフの作品も展示されます。こちらも期待大です。

プレイコーナーもあります

≪ネフスピール≫≪リグノ≫などのネフ社の玩具のほか、様々なパズル、≪玉の塔≫などのおもちゃで遊べるプレイコーナーが併設されるそうです。

ヴェルナーさんの実演も!

ここだけの話ですが、今回の目玉企画です。

クリスチアン・ヴェルナーさんは、ライフェンドレーエン(伝統的なろくろ加工)の技術を受け継いだ数少ない一人です。

回転する木の円盤にノミを当てて削り、ドーナツのような輪を削り出します。ドーナツの断面は円ですが、この断面はウマなどの動物の形をしているのです!この円盤をトントンと輪切りにして同じシルエットの動物をたくさん作るのです。

言うのは簡単ですが、外側から見ても断面は見ることはできない(当たり前ですが)ので、とっても難しい技なのです。

ザイフェンの彼の工房に行かない限り、決して見ることのできないライフェンドレーエンが日本で見られるなんて、もう二度とないのでは?この貴重な機会をお見逃しなく。

ネフスピール≫1958 年発表Naef Spiele AG/ スイス

≪フレーベル積木≫ 1952 年発表 Dusyma Kindergartenbedarf GmbH/ ドイツ

クリスチアン・ヴェルナー ≪キャンドル立て 動物たち≫ Reifendrehwerk Christian Werner/ ドイツ・エルツ地方

リグノ≫ 1962 年発表 Naef Spiele AG/ スイス

≪煙り出し人形 玩具売り≫ KWO/ ドイツ・エルツ地方

≪クリスマスピラミッド≫ Hübsch/ ドイツ・エルツ地方

≪ライフェンドレーエン 動物制作工程≫ Reifendrehwerk Christian Werner/ ドイツ・エルツ地方

写真提供:目黒区美術館

お願い

この情報は最新版でない可能性があります。必ず、目黒区美術館の公式ページで最新の情報をご確認ください。

  • 主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
  • 協力:アトリエニキティキ
名称:
ヨーロッパの木の玩具(おもちゃ)―ドイツ・スイス、北欧を中心に
詳細ページ
開催日:
2017年7月8日(土)〜2017年9月3日(日)、休館日:月曜日 ただし、7月17日(月曜日・祝日)は開館し、7月18日(火曜日)は休館
時間:
10:00〜18:00(入館は17:30まで)
場所:
目黒区美術館
料金:
一般:700(550)円、大高生・65歳以上:550(400)円、小中生:無料、障がいのある方は半額・その付添者1名は無料、(  )内は20名以上の団体料金。目黒区美術館では、開館30周年を記念して区民割引を実施いたします。目黒区内在住、在勤、在学の方は、受付で証明書類をご提示頂くと団体料金になります(他の割引との併用はできません)。
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