はじめての美術 絵本原画の世界 2013【前売券発売中】

「ぐりとぐら」「おおきなかぶ」「ジオジオのかんむり」「しょうぼうじどうしゃ じぷた」などの原画が静岡市にやってきます!

今も愛されている「ぐりとぐら」の誕生は1963年、なんと50年前です。ほかにも「しょうぼうじどうしゃ じぷた」(1963)、「ジオジオのかんむり」(1960)、「おおきなかぶ」(1962)、「ぞうくんのさんぽ」(1968)などのロングセラー絵本は、月刊絵本「こどものとも」(福音館書店)から生まれました。

この「こどものとも」が創刊されたのは1956年。生みの親であり編集長であった松居直氏が、「子どもの成長において真の芸術体験となるような、本格的な絵画の見られる絵本作品を編集しよう」と願い、「日本画も洋画も版画も彫刻作品も視野に入れました。(中略)新しく注目されるようになった商業美術や漫画の世界で活躍している、若い独創的な画家を思い切って起用」(松居直、「おじいさんがかぶをうえました」より)して、それまでにない新しい物語絵本が生まれたのです。。

当時、幼児・児童向けの出版物は、その分野を専門とする画家が描くことが多く、表現も「子ども向けの」類型的なものが氾濫していました。この時期の「こどものとも」が画期的だったのは、「子ども向けの」甘く味つけされた絵ではなく、一線で活躍する表現者たちをあえて絵本の絵の制作の現場に引きこみ、対象が子どもであると否とに関わらない各作家本来の表現を、児童書の分野で展開したことに尽きるでしょう。

(宮坂敦子、展覧会カタログより)

今回の展覧会では、「こどものとも」の初期作品、代表作を中心に、26作家43タイトル327点の絵本原画を展示します。特に50年代、60年代の原画は貴重です。当時の絵本原画は、「出版されると廃棄されたり散逸したりすることが珍しくなかった」(同上)そうですから、福音館書店に保管することを判断した松居さんのおかげです。

印刷された絵本にはない原画ならではの「絵」の魅力が味わえます。ぜひこの貴重な機会をお見逃しなく。

主な作品

うらしまたろう(秋野不矩,1972)、だいちゃんとうみ(太田大八,1979)、とんとんとめてくださいな(小出保子,1981)、おおきなかぶ(佐藤忠良,1962)、ふるやのもり(田島征三,1965)、ごろごろにゃーん(長新太,1976)、ジオジオのかんむり(中谷千代子,1960)、はじめてのおつかい(林明子,1976)、ぶたぶたくんのおかいもの(土方久功,1970)、きょうりゅうがすわっていた(矢吹申彦,2000)、ぺにろいやるのおにたいじ(山中春雄,1957)、しょうぼうじどうしゃ じぷた(山本忠敬,1963)、ぐりとぐら(大村百合子,1963)など

関連イベントもあり

  • 松居直さんの講演会が関連イベントとして行われます。お申し込みは静岡市美術館サイトをご覧下さい。
  • 柿田も「絵本とおもちゃのおはなし」というタイトルで対談をします。詳しくはこちらの記事へ。
  • ほかにもいろいろあるので、静岡市美術館サイトをご覧下さい。
  • 百町森でも、「こどものとも」関連フェアを開催しま〜す!

前売券好評発売中!

百町森でも200円お得な前売券を発売中です。前売券は当日券とは違うデザイン(下写真)なので今のうちにどうぞ。

観覧料 当日 前売
一般 800円 600円
大高生・70歳以上 600円 400円
中学生以下 無料 無料
名称:
はじめての美術 絵本原画の世界 2013
詳細ページ
開催日:
2013年09月14日(土)〜10月27日(日)
時間:
10:00〜19:00
場所:
静岡市美術館
料金:
一般800(前売600)円、大高生・70歳以上600(前売400)円、中学生以上無料
| コメント(0) | Bookmark and Share

このイベントが含まれるカテゴリ

アーカイブ