おもちゃの力ってすごいんです!

4月になりましたね。しかし公園の桜のつぼみはまだ硬く、満開までにはもう少しかかりそう。

さて、ご存知の方はそれ程多くないかもしれませんが、
毎年4月2日は世界自閉症啓発デー、4月2日~8日は発達障害啓発週間です。

全世界で、自閉症をはじめとする発達障害について、知ってもらい、理解を深めてもらう取り組みがされています。


百町森でも毎年、自閉症等の発達障害に関する本を店頭に並べています(「自閉症の文化を学ぼう」ブックフェア)。
身近に自閉症の人が居ても、居なくても、自閉症の文化を知ることって大切ではないでしょうか。

信頼できる内容の本を紹介していますのでぜひご覧ください。
自閉症の文化を学ぼう


また店内では「発達を支援するおもちゃ展」と題し、セラピー教具(TAGTOY)の展示を行ない(発達を支援するおもちゃ展)、4月6日には勉強会も開催します。。
大型のものもあり、中々実物を見ることが少ない玩具ですのでぜひこの機会に手にとってご覧いただければと思います。


コーナーを作成した直後、自閉症の本を読んでいらっしゃるお客様がいました。

声をおかけしたところ、なんと、発達障害児に関わるお仕事をされている方でした!
(嬉しい!)
ここぞとばかりに、実際に遊んで有効なおもちゃのエピソードを沢山教えていただくことができました。


というのも、お店に来るお客様の中には、発達障害のお子さんを持っていたり、
もしくは自分の子どもに障害があるかもしれない、と不安に思っている方々がいます。


通常表示されている対象年齢は、平均的な発達をしている子どもが基準なので、何を選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
もちろんこれはどんな方でも同じ。
年齢だけを頼りに買うと、子どもによっては遊びこなせず、持て余してしまう事があります。

期待したおもちゃに親子で挫折してしまったら、それはそれは悲しい事です。

私は、自閉症をはじめとする発達障害についての専門知識はありませんが、おもちゃ屋のスタッフとして、選び方や、遊び方もご提案できることはないか、じっくりお話を聞きながら考える毎日です。

偶然の出来事でしたが、実際に遊んだ方のお話を聞くことができたのは非常に嬉しいこと。
いただいた知識をこれからお店でもお伝えしていこうと思います。

それにしても、おもちゃの力ってすごいんです!

工夫次第で発達に合わせた遊びが段階を追って展開できるし、なんといっても楽しい!これって一番大切な事かも。
夢中になるから、自然とスキルアップしていきます。

大人にとってはなんて事ない遊びも、子ども達にとっては、大きな一歩。

理想の遊び方ができない時には、周りの大人がおもちゃの与え方をきちんと工夫すれば、少しずつゆっくり、着実に成長できます。
そんな力が子どもたちには備わっていると思うのです。

発達を支援する本やおもちゃの展示が、多くのお客様にとって
子どもの関わり方について視点を変えるきっかけになれば嬉しいなと思います。

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