まだひとつにならない赤ちゃんでも、「おいしい」と感じたら、それを表現することができる。(動作でしゃべる。) 東京では、片方の頬をおさえることが「おいしい」の表現となる。「ほっぺたが落ちそうなほどおいしい」という言葉からきている。 京都の人たちが、自分たちは唇をすぼませてチュッチュッと音をさせるのが、「おいしい」の表現だと教えてくれた。(「舌鼓をうつ」という言葉からきているのかな?) 福岡の人は、おいしいのは「おなか」だと言っておなかをさわった。 遠野の人は「頭」。遠野では「頭が鳴るようにおいしい」と感じるからだ。 遠野から福岡まで、日本列島、南下するほど「おいしい」と感じる部分が、頭→頬→下→腹と、体の下部になっていくのがおもしろい。(なんでだろう。) あなたが「おいしい」と感じるのはどこですか?
露木大子 (伝承/阿部ヤエ)
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