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ソトコト 2003年3月号(発行:木楽舎)

90歳の境地

ピッツァぼうや

アメリカで一番年をとった(たぶん)、現役の絵本作家って誰か知ってる?2000年に公開された「シュレック」という、世にも醜い怪物を主人公にしたアニメの原作者は?そう、その人が、この「ピッツァぼうや」を描いたスタイグという人。

そもそもこのお方は、60歳になったのを記念に絵本を描き始めたってんだから、まずはそこに敬意を表したい。作風はいたってストレートで、力が抜けていて、拍子抜けするほどである。題材も「シュレック」みたいなのはむしろ例外で、ごく平凡な日常だ。そして、この「ピッツァぼうや」は、その極みかもしれない。

ピートは男の子。友だちと外で遊ぼうと思ったら、雨が降ってきてご機嫌ななめ。そこでお父さんはいいことを思いついた。ピートをピッツァにしてしまおうというわけだ。まず、お父さんはピートをキッチンテーブルにのせ、生地を伸ばしたり、ひっぱったり、生地の空中飛ばしもする。油をかけ、粉をふり、トマトをのせ・・・。ピッツァのはずのピートが、思わず笑ってしまう。ふてくされている子が、親のちょっとしたアイディアで立ち直る。なんでもない「子育ての知恵」を絵本にするなんてズルイよね。でも、これがほかのスタイグの作品を読んだ後読むと、ジーンとくるんだ。90歳の絵本作家の境地かもって。

柿田友広


スローフード、スローライフを提唱している「地球と人をながもちさせるエコ・マガジン」ソトコトで、柿田の絵本紹介のコーナー「百町森SELECTION」が始まりました。百町森の紹介もあります。

ピッツァぼうや
作・絵:ウィリアム・スタイグ
訳:木村 涼
1,500円(税別)

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