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COMO(コモ) 2001年10月号(主婦の友社)
ゆったりとした気持ちで 子どもと接したいときは
リズムのある本を読んでみて

柿田友広

 赤ちゃんは胎内で心臓の鼓動を聞いていたので、1分あたり60回くらいのリズムが大好きとか。そして、これがついウトウトしてしまうほど、実にゆったりしたリズムなんですね。
 でも、いまや時間に追われるばかりの私たちの生活。ちまたに流れる曲もロックなんかが多く、いまの新米ママが「さあ、子育てを始めよう」ということになっても、身についた早いテンポはそう急に変えられません。現代の子育ての悩みも、子ども本来のリズムに親が合わせづらくなったことが大きな原因ではないか、と私は思うのです。
 今回、ここで取り上げた本は、私たち大人も読んでいるうちに子どものリズムにシンクロして、知らず知らずゆったりとした気分になれるもの。親子の会話が途絶え、「あれしなさい」「これはダメ」と指示命令が増えてきたママには、特におすすめです。コツは唄うように読むこと。子どもも注目して、声をきっと合わせてくれますよ。

ヨッケリなしをとっといで
■スイスのわらべうた
 フェリックス・ホフマン/絵
 おか しのぶ/訳
ヨッケリ少年、ちょっとサボりたくたくなって…。スイス人なら誰でも知っているわらべ唄を、原文の韻を踏むリズミカルな部分を損なわずに見事に訳している。私たち日本人も心地よく楽しめる。(1,000円)

かぞえうたえほん
■岸田衿子/作
 スズキコージ/絵
世にも不思議な六つのかぞえうたが紹介されている。なかでも「へんなひとかぞえうた」は腹がよじれるほどおかしい。リズムをつけながら読んでやると、その受けること。子どももいつの間にか暗唱して、遊びながら唄ったりする。(1,100円)

子どもとお母さんのあそびうたえほん
■小林衛己子/編
 大島妙子/絵
『あかちゃんとお母さんのあそびうたえほん』の続編。昔の人はわらべ唄を通して子育てを学んだという。この2冊には子どもと遊び、子どもと成長するための知恵が満載。こうやって、人とのかかわり方なんかも学んだんだよね、きっと。(1,200円)

きょだいなきょだいな
■長谷川摂子/作
 降矢なな/絵
七五語調のリズムに乗り、荒唐無稽な話が次から次へと飛び出す。絵は絵で、物語には出ないキツネが進行役をつとめたり、横長の画面をフルに使ったり迫力満点。子どもたちの耳と目をくぎ付けにする、新しさと古さが融合した見事な絵本だ。(800円)

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