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COMO(コモ) 2001年1月号(主婦の友社)
子どもの願いを大人はどこまでかなえてあげる?

柿田友広

 みなさんは、子どもが突拍子もないお願い事を言い出して、困らされたことはありませんか?
 でも、それはお互いに甘えられる関係だからでしょうね、きっと。子どもは私たち大人に甘えて、安心して頼みごとをしているわけだから、単に「ダメ」の一点張りをするのではなく、ここはひとつ子どもの願いを聞いてあげることにしましょう。
 今回ご紹介している絵本では、そんな子どもと大人の心理がよくわかります。願いを聞いてもらった子は、次にはもっと何かに挑戦したくなる。子どもは自分の納得するまでやりたいことに挑戦し、やがて自立していくんです。
 子どもの願いを聞く=子どもを受け入れるということ。つまり、これが親子の信頼関係をつくる土台になるわけです。子どもが「パパやママって信頼できる」と思うようになれば、今度は大人のお願いも聞いてくれるのではないでしょうか。

こぐまのくまくん
■E・H・ミナリック/文
 モーリス・センダック/絵
 まつおか きょうこ/訳
母さんぐまと子ぐまが信頼関係で結ばれているのがうれしくなる4つのお話。第1話では「毛皮のマントがほしい」というくまくんへの、母さんぐまの絶妙な切り返しが楽しい!最後は、いつも優しい母さんのお願いをくまくんが聞いてくれるお話です。(1,000円)

くんちゃんのだいりょこう
■ドロシー・マリノ/文・絵
 石井桃子/訳
冬ごもりをするくまの家族。でもくんちゃんは「鳥のように南の国に行きたい」と言い出します。これに対し、お父さんが納得するまでやらせる姿勢が感動的。結局、大旅行をして戻ってきたくんちゃんは、両親が見守るなかベッドに入ることに。(1,000円)

ぎょうれつぎょうれつ
■マリサビーナ・ルッソ/絵・文
 青木久子/訳
「ごはんですよ、早くいらっしゃい」という母親の呼びかけと、子どもの遊びたい気持ちがぶつかり合い、だんだん緊迫した雰囲気に。でもお母さんは怒ったりせず、最後に「すごいわね」と子どものことをほめてあげるのがいいですね。(1,300円)

とうさんおはなしして
■アーノルド・ローベル/作
 三木 卓/訳
ねずみの父さんが、7人の子どもにお話をする7つの楽しい短編集。「ねがいごとのいど」では、女の子がお金を投げ入れると、井戸が「いたいよ!」と言うのがユニーク。そして、女の子が願いを聞いてもらうためにしたことは・・・。(854円)

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